GWが終わり、もうすぐ夏の季節を迎える。
夏の代表的な避暑地のひとつである北海道。その道内で温泉+αの楽しみ方ができる施設を紹介したい。北海道旅行に来た人も、北海道在住の人もアクセスしやすい場所をセレクトした。
目次
・日ハムの新本拠地で日帰り温泉×野球観戦
・登別温泉で「鬼サウナ」「清流サウナ」を楽しむ
・ルスツの温泉とトレイルランで夏の北海道を満喫
・洞爺湖温泉で空中露天風呂とビュッフェを堪能
・定山渓の天然温泉に浸かりながらワーケーション
日帰り温泉×野球観戦!日ハムの新本拠地で極楽体験
日ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」は、北海道で話題の新スポットとして人気を博している。同施設は新千歳空港駅から北広島駅まではJRで約20分。Fビレッジまでは、徒歩またはシャトルバス、タクシーで移動できる。
球場レフトスタンドにあるランドマーク「TOWER11」内の「tower eleven onsen & sauna」は、天然温泉とサウナを併設。「11」は、球団OBの大谷翔平選手やダルビッシュ有投手の背番号にちなんだもので、「既成概念の打破、革新性、先進性」という意味が込められている。
「tower eleven onsen & sauna」の湯は「雪肌の湯」と呼ばれており、浴槽やサウナ室に入りながらフィールドを一望できる。もちろん、温泉は試合中も入ることができるので、温泉を見ながらデーゲームやナイター観戦も可能だ。
内部は通常の屋内入浴エリアと、半屋外の浴槽とサウナ室を備えた水着着用のエリアに分かれている。水着着用エリアに24席ある予約制の「ととのえテラスシート」では、サウナ後に体を冷やしながら野球観戦も可能だ。
サウナ内にある木材はバットと同じものを使い、手すりもバットの形にするなど随所に球場ならではのこだわりも見られる。また、施設内のバーゾーンでは球場内で醸造したクラフトビールや軽食を楽しめる。
天然温泉を楽しみながら野球観戦もできる球場は世界初という。野球が好きな人もそうでない人も楽しめる新スポットで、極楽体験をしてみては。
tower eleven onsen & sauna(チケット)
所在地:北海道北広島市共栄266 北海道ボールパークFビレッジ内
公式サイト:https://www.hkdballpark.com/shops/10/
登別温泉で「鬼サウナ」「清流サウナ」を楽しむ
北海道でも有数の温泉地・登別温泉にある「登別グランドホテル」は、ここでしか体験できない特別なサウナに入れるのが魅力だ。
同施設は、近年サウナの新設を進めている。2022年9月には第1弾の「鬼サウナ」、2023年3月には第2弾の「清流サウナ」をオープン。どちらもサウナ界で有名な専門ブランド「TTNE」のととのえ親方がプロデュースしている。
登別グランドホテルは1938年開業。昭和天皇や上皇陛下も宿泊した「登別の迎賓館」とも呼ばれる老舗ホテルの、新たな挑戦とも言える。
「鬼サウナ」の外観は、登別温泉の有名観光地「地獄谷」をイメージした岩肌を採用。鬼の棲み処に迷い込んだような荒々しさを表現している。室内は自然になじむ木材を扱い、大きな窓が四季折々の登別の風景を映し出す。
最大の特徴はサウナ室の温度で、「鬼サウナ」の名にふさわしい110度に設定。赤鬼と青鬼をイメージした天然水風呂や湯風呂も楽しめる。
「清流サウナ」は中温の80度のサウナで、登別の沢水を使うセルフロウリュを備えており、北海道産の白樺で作った「ヴィヒタ」でセルフウィスキングも可能だ。
登別グランドホテルでは今後、第3弾と第4弾のサウナ企画を用意しているという。北海道の自然をふんだんに使った天然温泉&サウナ体験はいかがだろうか。
登別グランドホテル(日帰り温泉)
所在地:北海道登別市登別温泉町154番地
公式サイト:https://www.nobogura.co.jp
公式Twitter:https://twitter.com/noboribetsugh
ルスツの温泉とトレイルランで夏の北海道を満喫
外国人を魅了してやまない世界有数のスキーリゾート地・ルスツ(留寿都村)。夏は山に囲まれた大自然を満喫できるエリア。
札幌や新千歳空港から車で1時間半程度で移動できる、夏の観光地として人気があるスポットのひとつだ。
そのルスツにある「ウェスティン ルスツリゾート」で楽しめるのは、トレイルランと食事、温泉を一度に楽しめる日帰りプラン「ルスツトレイルコース(ランチ・温泉付き)」。
トレイルランニングのプランでは、ルスツリゾート周辺を散策するコースを用意。存分に汗を流した後は、ランチや温泉を楽しめるコースだ。昼食券は2,500円分として利用できる。
トレイルランニング用のシューズや温泉のタオルのレンタルも完備しているため、手ぶらでも参加可能。体験時間は5~6時間が目安となる。
「トレイルランはハードルが高い……」という人に向けた、周辺の散策プランもある。
リゾート内のゴンドラに乗って羊蹄山の綺麗な景色を眺める「羊蹄ゴンドラコース」や、リゾート内にある四季折々の花々を楽しめる花のみち「ル・ノンノ」を散策できるコースの2種類を用意。所要時間の目安はどちらも4~5時間となっている。
プランが利用できる期間は、6月上旬から10月15日(日)まで。登山が好きな人もそれほどでもない人も、天然温泉とともに北海道の新緑あふれる大自然を満喫してみては。
ルスツリゾート(ルスツトレイルコース)
所在地:北海道虻田郡留寿都村字泉川13番地
公式サイト:https://rusutsu.com/summer-activities/wellness-day-trip/
洞爺湖温泉で空中露天風呂とビュッフェを堪能
日本で3番目に大きいカルデラ湖である洞爺湖は、温泉やカヌー、ドライブなどさまざまなアクティビティを楽しむことができる北海道有数のリゾート地。新千歳空港から1時間半程度で移動できるので日帰りも可能だ。
洞爺湖畔にある「絶景の湯宿 洞爺湖畔亭」では、平日のみで日帰り温泉×ビュッフェのプランを販売中。休憩室も用意されており、湖のある絶景を見下ろす温泉とバリエーション豊かなビュッフェを楽しめる。
「絶景の湯宿 洞爺湖畔亭」内にある「レストラン飛鳥」はリニューアルしたばかりで、改修記念として今回のセットが発売された。洞爺湖畔亭を取りまく「畑」「海」「山」「湖」をモチーフに、海の幸から山の幸まで幅広いメニューがそろっている。
最大の目玉は洞爺湖の景色を見渡せる「空中露天風呂」だ。晴れた日は羊蹄山が見え、夜は一面に広がる星空を眺めることができる。温泉は「熱の湯」とも呼ばれるほど、保温効果があるといわれている。
夜まで楽しみたい場合は、4月から始まった花火大会も要チェックだ。20時45分から20分ほど打ち上げられ、湖畔から観賞できる。
札幌からは少し距離のある観光地だが、北海道の温泉で絶景を楽しみたいなら洞爺湖をおすすめしたい。
絶景の湯宿 洞爺湖畔亭(日帰りプラン)
所在地:北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉7-8
公式サイト:https://www.toya-kohantei.com/
公式Twitter:https://twitter.com/Toya_Kohantei
公式Instagram:https://www.instagram.com/toya_kohantei/
定山渓の天然温泉に浸かりながらワーケーション
「札幌の奥座敷」と呼ばれている、札幌市内にある温泉街・定山渓温泉。
新千歳空港から車で約1時間20分という好アクセスもさることながら、無色透明な良質な湯や温泉街ならではの散策路、近くの豊平川でのアクティビティなど、さまざまな楽しみ方ができる観光地だ。
そのエリアにある「定山渓万世閣ホテルミリオーネ」では、ホテル内の一角にコワーキングスペースを新設。温泉でリフレッシュしつつ、観光庁が推進する「ワーケーション」ができる環境を提供している。もちろん、日帰り温泉の客も利用可能だ。
コワーキングスペースには、コンセント付きの16席のチェア席や2人掛けのソファ席を完備。無料Wi-Fiやプロジェクター、電気ケトルや電子レンジを備えた一室となっている。団体での貸切利用も可能で、セミナーや研修などを開くこともできる。
定山渓万世閣ホテルミリオーネには、4つの内風呂と庭園露天風呂を用意。約450平方メートルの広々とした大浴場や、四季折々の定山渓の山々を眺められる露天風呂が日ごろの疲れを癒やしてくれるだろう。また、施設内のサウナやディナービュッフェは、日帰り客も利用可能だ。
たまにはオフィスから離れ、北海道の温泉でリフレッシュしながら働く新たなスタイルを提案したい。
定山渓万世閣ホテルミリオーネ(日帰り温泉・コワーキングスペース)
所在地:北海道札幌市南区定山渓温泉東3丁目
公式サイト:https://www.milione.jp/
以上、大自然豊かな北海道で、日帰り温泉+αの体験ができる施設5選をピックアップした。夏の旅行先選びの参考にしてほしい。
(永井瑞穂)