イタリアのラグジュアリー家具ブランド『ポルトローナ・フラウ』とコラボレーションし特別なインテリアに仕立てたチンクエチェントが誕生。
モデル名は『フィアット チンクエチェント ペッレ』。イタリア語でペッレ（Pelle）は革という意味だ。フィアットはこれまでにも、『ディーゼル』や『グッチ』といったブランドとチンクエチェントをベースにコラボレーションしてきた実績をもつ
1912年トリノで設立されたポルトローナ・フラウ社は、創業からわずか10年でイタリア国王御用達ブランドとなり現在に至る。同社特有の『ペッレ・フラウ』と呼ばれる上質でしなやかなレザーと、アルティジャーノ（職人）による伝統的な家具作りは多くの支持を得て年月を積み重ねた。
また、ジオ・ポンティ、ピエール・ルイジ・チェッリ、ジャン・マリー・マソーといった著名なデザイナーや建築家によるデザインコンシャスなラインも高評価の要因だろう。自動車の分野では、これまでにフェラーリやマセラティとコラボレーション。他の分野では、大英博物館ホール、EU議事堂、有名ブランドの店舗など、様々な空間も演出してきた。
『フィアット チンクエチェント ペッレ』のベースグレードはツインエアポップ。パワーユニットは高燃費で定評のある875ccの2気筒ターボエンジンで、ATモード付き5速シーケンシャルトランスミッションと組み合わされる。
とても魅力的なモデルだが、残念なことにコレは限定車。で、その数はわずか250台。その内訳はブラウンレザーシート50台、レッドレザーシート100台、ブラックレザーシート100台。ボディカラーはボサノバホワイトのみ設定。ちなみに15インチのアルミホイールは新作のデザインだ。
気になる車両価格は237.6万円。ベースグレードが221.4万円であることを思えばバーゲンプライス。不二子ちゃんにもルパンにも乗って欲しい1台なのである。