横浜駅から徒歩8分の場所にある「宮川香山 眞葛ミュージアム」を、最新技術によってVRで再現。
明治を代表するやきもの「眞葛焼」の世界をどこでも楽しめる「宮川香山 VRミュージアム」として公開した。
明治時代の日本を代表するやきもの「眞葛焼」
明治時代、開港間もない横浜で初代宮川香山によって製作された「眞葛焼」は、パリやシカゴなどで開催された万国博覧会で絶賛され、世界中の愛好家を魅了した。
しかし、その作品のほとんどは海外へと輸出され、国内に現存数が少ないことから、今や「幻のやきもの」とも称される。
「宮川香山 眞葛ミュージアム」は、世界中に散逸した「眞葛焼」を里帰りさせ、常設展示を行うミュージアム。館長である山本博士のコレクションから、選りすぐりの名品を展示するとともに、宮川香山の作風の変遷も明らかにする。
眞葛焼の魅力を多くの人に発信するVRミュージアム
「眞葛焼」は、明治時代の日本を代表する優れた芸術でありながら、現在の知名度は非常に低いものとなってしまった。しかし、アカデミックな美術業界からは、むしろ高い評価を得ている。
「宮川香山 眞葛ミュージアム」は「眞葛焼」を“知られざる横浜の文化芸術”と位置付け、今こそ積極的に発信すべき“横浜の文化芸術の価値を再構築する柱”と考える。
そして「文化財のこれからの鑑賞」を国内外へ広く提案したいという思いで、最先端のデジタル技術を活用した「宮川香山 VRミュージアム」を実現したという。
眞葛焼を味わうための充実したコンテンツ
「宮川香山 VRミュージアム」の魅力は、充実したコンテンツを通して「眞葛焼」の魅力を堪能できることだ。「眞葛焼」のファンが海外にも多いことを踏まえ、英語表記にも対応した。
バーチャル空間を自由に鑑賞するウォークスルー
「宮川香山 眞葛ミュージアム」を バーチャル空間で再現し、自由に歩き回って鑑賞できる。さらに、「眞葛焼」の変遷などの解説に加え、作品21点の4Kムービーも楽しめる。
作品の裏側までも鑑賞できる4Kムービー
実際の展示では見ることのできない作品の裏側までをも鑑賞できる360°回転の4Kムービーを公開。選定した21点の作品を隅々まで堪能できる。
作品を全方位・至近距離で鑑賞できる3Dギャラリー
「フォトグラメトリー」により、作品を高精細な3Dモデルデータ化。全方位・至近距離で作品を鑑賞し、その魅力に触れることができる。
バーチャル世界だからこそ体験できる、最新技術によるデジタルコンテンツで、奥深い芸術性をもつ「眞葛焼」の世界を満喫しよう。
宮川香山 VRミュージアム
公式サイト:http://kozan-makuzu.com/vrmuseum/index.html
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000118662.html
(高野晃彰)