インプレスグループでメディア事業を手がけるエムディエヌコーポレーション(略称:MdN)が、新刊『脱定年幻想』と『大御所の後継者問題』を販売中だ。
定年後人生の達人に学ぶ生き方、戦国大名家の継承の成否に学ぶ現代の後継者問題などが書かれたこの2冊。著者独自の考察に目から鱗が落ちるかもしれない。
数々のノンフィクション新書を生む「MdN新書」
MdNは、2020年4月にワンテーマを深く掘り下げる「MdN新書」を創刊。第1弾として、菅義偉氏に直撃した『内閣官房長官』や野村克也監督の遺作『ヤクルトスワローズ論』など5冊を販売した。
その後も、世界の今が見える『国旗の考現学』、日本を代表する31城『ニッポン名城紀行』、ベストセラー著者が解説する『瞬時に切り返す会話術』、三島文学を解き明かす『三島由紀夫が愛した美女たち』など、数々のノンフィクション新書を販売している。
2月の新刊のテーマは“定年後人生”と“後継者問題”
そんな「MdN新書」から、2月の新刊として『脱定年幻想』と『大御所の後継者問題』が登場。『脱定年幻想』は紙の本のみ、『大御所の後継者問題』は紙の本と電子版で展開する。
紙の本は、Amazon・楽天ブックス・ヨドバシ.comから、電子版はKindle・楽天koboから購入できる。
60歳からのしばられない生き方を提案する『脱定年幻想』
『脱定年幻想』の著者は、定年後に無用で不要な“しばり”から解放されて、自由への一歩を踏み出す生き方を提唱している勢古浩爾(せこ こうじ)氏だ。
同書には、「お金がないのに、自由に生きるのがいい」「しばられない自由を得るためには、観念そのものを破砕すればいい」など、ひとりの人間が望みうる最大の気楽さ・自由さを叶えるヒントが隠されている。
目次には、「人はしても自分はしない」「人はしなくても自分はする」、「世間にしばられない」のように「◯◯にしばられない」などの見出しが並んでいる。
現代日本の問題にも通ずる『大御所の後継者問題』
『大御所の後継者問題』の著者は、大学・企業の講師をつとめながら、歴史家・作家として独自の史観にもとづく著作活動や講演をおこなっている加来耕三(かく こうぞう)氏だ。
同書では、戦国大名家における後継者問題の成功と失敗を検証分析。歴史を紐解けば、“承継”を成功させた組織もあれば、父親に萎縮してすべてを失った後継者もいた。こうした後継者問題は、大半の老舗企業が世襲制を採用している現代の日本にも通ずるという。
同書を読めば、真に一流のリーダーは、自らの出処進退のうち、とくに辞める時期を誤らなかったことがよくわかる。
目次には、「先代の業績を堅実に受け継いだ承継者」「先代を超えて飛翔した後継者」「先代を超えられなかった後継者」「一族の衰退を招いた後継者」の4章が並んでいる。
テーマは異なる2冊だが、未来あるいは過去を見つめることで、どちらも“生き方を決めるヒント”をくれそうだ。
『脱定年幻想』
-定年後人生の達人に学ぶ、60歳からのしばられない生き方-
新書判/192ページ
定価1,100円
商品ページ:https://shinsho.mdn.co.jp/books/3222903019/
『大御所の後継者問題』
-なぜ家康は三男を跡継ぎにしたのか-
新書判/256ページ
定価1,100円
※電子書籍の価格は各販売ストアにて確認を
商品ページ:https://shinsho.mdn.co.jp/books/3222903020/
エムディエヌコーポレーションURL:https://books.mdn.co.jp/
(Higuchi)
※価格はすべて税込