北欧デザインのパイオニアであるイッタラ。イッタラでは毎年、シーズンのキーカラーを定めている。イッタラの2023年のアニュアルカラーは、深い海を想わせるウルトラマリンブルー、アースカラーのコッパー、そして温かみのあるセビリアオレンジという、北欧の自然をイメージした3色が選ばれた。
ウルトラマリンブルー、コッパー、セビリアオレンジのアイテムはすべてフィンランドのイッタラ村にあるガラス工場で作られている。
深みがあり気品のあるブルー
2022年に続いて2023年も、イッタラはウルトラマリンブルーをアニュアルカラーのひとつとして展開する。膨大なガラスのカラーライブラリから選ばれた、貴重な顔料であるウルトラマリンにインスパイアされた色である。
ブルーは北欧デザインにも多く登場する、生き生きとしたアクセントカラーだ。
ささやかな贅沢ともいえるこの鮮やかなウルトラマリンブルーは、フローラ ベース、ヴァルケア キャンドルホルダー、カステヘルミのタンブラー、ボウル、プレート、キャンドルホルダー、そしてカルティオのピッチャーとタンブラー、アイノ・アアルトのタンブラー(2サイズ)、ラーミのタンブラーを展開する。
懐かしさを感じて落ち着くコッパーとセビリアオレンジ
ナチュラルな色あいと相性がよく、ナチュラルテイストのインテリアにもなじむアースカラーのコッパーもアニュアルカラーとして再び登場。大地を思わせるコッパーと同じトーンのセビリアオレンジは、どこかノスタルジックで、空間に落ち着きをもたらしてくれるに違いない。
イッタラのガラス職人によるマウスブローでひとつひとつ手作りで制作されるコッパ―はラーミ サービングボウルで登場。温かみのあるセビリアオレンジはプレスマシンを使用したラーミ タンブラーとボウルで登場し、テーブルに穏やかで美しいひかりを生み出してくれる。
2023年のアニュアルバード「バード バイ トイッカ」
フィンランドデザインのパイオニア、オイバ・トイッカの代表シリーズ「バード バイ トイッカ」は、ガラスづくりの技術の粋を集めたコレクションである。
フィンランド、イッタラ村のガラス工場でひとつひとつマウスブローで制作される個性的なバードたちは、室内に北欧の自然を呼び込んでくれるだろう。
2023年のアニュアルバードは、オイバ・トイッカの膨大なバードのアーカイブから選ばれたチドリが新しいカラーで登場。チドリ ブルーは、白地にウルトラマリンブルーのボディ、鳥の羽のように輝くブラウンのストライプが特徴だ。
シリアルナンバー入りの限定アイテム、アニュアルエッグとアニュアルキューブは、ウルトラマリンブルーの細やかなデザインが特長。イッタラ村のガラス工場でひとつひとつマウスブローで制作されるこれらのアニュアルアイテムは、2023年のみ制作されるので大切なことがあった年の記念品としても最適だ。
時代を超え、多くの人々を魅了し続けるイッタラ。2023年のアニュアルカラーも、つい揃えたくなるコレクションとなっている。
イッタラ公式オンラインショップ:https://www.iittala.jp/
(akihiro takeji)