宮城県仙台に、元「勝山館」のシェフとソムリエによる料理とお酒が楽しめるレストラン「Shozan」がオープンする。
藩政時代に建てられた歴史的建造物である旧蔵をリノベーションした同店。新旧和洋が織り混ざった独特の美しい空間の中で食事ができる。
仙台伊澤家が継承してきた「一食懸命」の精神と、勝山酒造が得意とする海外のSAKEシーンを掛け合わせた“食と酒のペアリングコース”を提供する。
コンセプトは、「地元から世界へ、世界から地元へ」
レストラン「Shozan」は、上杉のランドマークとして地元の人々に愛されてきた勝山の旧蔵の門構えはそのままに、天井には壮観の大きな梁、床には勝山館で使用していたものと同じ大理石を敷き詰め、新旧が融合した美しい空間を創り上げた。
2005年まで実際に稼働していた酒蔵をリノベーション
新旧和洋織混ざった独特の美しい空間
夜はバーカウンターから大きなガラス越しに、ライトアップされた日本の伝統的建築様式である土蔵が一望。創業の江戸時代に建てられた旧蔵は、仙台城下町であった由緒ある文教の街・上杉を、上杉たらしめるランドマークとして、地元の人々に330年以上にわたり愛されてきている。
勝山館から引き継いだ、宮地房江女史の草木染の作品。勝山の門構えとアイコニックな赤いポストが描かれている
世界的に認知された仙台の酒蔵、勝山酒造
仙台伊澤家 勝山酒造は、伊達家御用蔵としての歴史と品格を受け継ぎ、その暖簾を守り発展させてきた。
現在は25か国に輸出しており、世界最大の日本酒コンテストIWC2019、フランス開催のKura Master 2019同時世界1位、日本最大の日本酒コンテストSAKE COMPETITION 2年連続日本1位など、世界的に認知された仙台の酒蔵だ。
美酒と美食が共演する完全予約制レストラン
レストランは、元勝山館パドリーノ・デル・ショーザンの副料理長が腕をふるい、フレンチを基調に、和の要素を織り込んだ季節の品々を、コース料理で提供する。
複数の日本酒・ワインを少量ずつ楽しめるペアリングコース
1月17日（火）オープン時のメニューは、魚料理もしくは肉料理のメイン1皿が入るディナーコース「ShozanコースA」7,480円と、魚料理と肉料理のメイン2皿の「ShozanコースB」9,350円だ。
勝山酒造の得意とする海外のSAKEシーンを再現
さらに、複数の日本酒・ワインを少量ずつ楽しめるペアリングコースをメインに用意。勝山5種類 3,960円、勝山入門3種類、ワイン赤白各一種類ずつ 4,640円、勝山プレミアム3種類、ワインプレミアム赤白各一種類ずつ 7,150円のほか、希望や好みに合わせソムリエが日本酒・ワインを提案する。レストランは完全予約制となっている。バーのみの利用は予約不要だ。
シェフはデザートも得意
高級酒勝山をグラス1杯から楽しめるバー
レストランのテーブル席とはガラリと雰囲気を変えた、自由でスタイリッシュな空間で、勝山が得意とする海外のSAKEシーンを演出するバー。庭にある土蔵の中はワインセラーで、勝山館時代からの東北有数のワインコレクションも引き続き提供する。
高級酒勝山を、お得な蔵元価格で、グラス1杯からで楽しめる
バーカウンターからはライトアップされた土蔵が一望でき、夜風が気持ちよい季節には、テラス席（初夏〜）もおすすめだ。食事もレストラン併設のバーならではの、こだわりの逸品が楽しめる。
勝山酒造が得意とする海外のSAKEシーンを再現した、美酒と美食の共演が楽しめるレストランは、当面ディナーとバーのみの営業。将来的にランチ営業も視野に入れているそうだ。
地元の人々の集いの場としてはもちろん、海外からをも人を引きつける仙台の名所を目指す上杉のレストランで、“食と酒のペアリングコース”を満喫したい。
Shozan
所在地：宮城県仙台市青葉区上杉二丁目10番57号
予約サイト：https://yoyaku.toreta.in/shozan-sendai
（MK）
※料金は税込・サービス料10％別