旅行の際、プライベートな空間で思う存分羽を伸ばしたい人も多いのでは。そんな人たちへおすすめの、露天風呂付き客室のある温泉宿を5つ厳選した。
この冬は、豪華な温泉宿で、極上の湯に浸かり癒やされてみては。
<箱根>自家源泉の露天風呂を全客室に備えた「はつはな」
「はつはな」は、神奈川県の箱根・奥湯本にあるホテルだ。今年9月に「心と五感が満ちる静かなとき」をコンセプトにリニューアルオープン。それに伴い、全客室のテラスに豊かな自然を望める露天風呂を設置した。
同ホテルの温泉は、温度が高く湯量も豊富なアルカリ性単純温泉の自家源泉。客室に備える露天風呂のほか、4つの貸切風呂と大浴場を備えているため、湯めぐりもできるのが魅力だ。
貸切風呂のうちの1つ「川音(かわと)の湯」は、寝湯と深湯があるインフィニティスタイルの浴槽で、自然の風や須雲川の川音を感じながら贅沢な湯あみが楽しめる。
ほか、吹き抜けの天井と八角形の浴槽が特徴の「静寂(しじま)の湯」、窓の外に設ける水盤が浴槽からつながっているように感じられる「水面(みなも)の湯」、光の演出が幻想的な「明灯(あかり)の湯」を備える。
自然の温もりを感じる同ホテルで、大切な人とプライベートな時間をゆっくり過ごしてみては。
はつはな
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町須雲川20-1
公式WEBサイト:https://www.hakone-hotelhatsuhana.jp/
<箱根>大切な人と過ごす珠玉の隠れ宿「金乃竹塔ノ澤」
箱根「金乃竹 塔ノ澤」は、塔ノ澤の森の中で、大切な人と五感をやさしく満たせる大人の隠れ宿だ。同旅館は、敷地面積約20,000坪という広大な森に溶け込むこだわりの空間を提供している。
全8タイプ23の部屋は全て仕切りが少なく森に溶込むテラス露天風呂付き。温泉は、同宿の自家源泉「金乃竹 温泉」を使用。天候や気温により、金色に見える日もあるこの湯は、「低張性・アルカリ性」で肌の不要な角質をとり、しっとりと潤うという。
渓谷に架かる吊り橋を渡れば、自然の奏でる音色が日頃の喧噪を洗い流してくれるだろう。四季折々の自然を愉しみながら、格別な開放感を大切な人と一緒に味わってみては。
金乃竹
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町塔ノ沢191
公式WEBサイト:https://kinnotake-tonosawa.com/
<熱海>全天候型室内露天風呂を備える宿「古屋旅館」
創業1806年、熱海で最も老舗とされる温泉宿「古屋旅館」は、 雨天や季節に関係なく楽しめる全天候型「室内露天風呂」付きの客室がある。
浴槽は総ヒノキ造りを採用し、同ホテルが培ってきた伝統、日本文化を感じる作りとなっている。外面に電動式の外付ブラインドが設置されており屋外の空気を感じながら、100%天然温泉*を室内で堪能できる。
また温泉は、同宿が単独所有する名湯かつ熱海七湯の一つ「清左衛門の湯」を引き込んでいるのも大きな魅力だ。
同宿の本館客室のうち6室は、今年の冬にリニューアルしたばかりだ。そのうち4室は、座卓と座椅子ではなくテーブルとチェアを配置し、伝統とモダンさを両立している。
熱海で200年以上の歴史ある同宿ならではの名湯で、日ごろの疲れを癒やしてみては。
古屋旅館
所在地:静岡県熱海市東海岸町5−24
公式サイト:https://atami-furuya.co.jp/
*循環設備や過熱設備等を一切使わない温泉
<伊豆>海の絶景と伊豆山海の美食で癒される「つるや吉祥亭」
東伊豆・北川温泉にある「つるや吉祥亭」は壮大な相模湾を一望できる温泉宿だ。同ホテルの露天風呂客室は、相模湾のパノラマが広がる「庭園露天風呂客室」と、最上階から海と空を望む「露天風呂客室」の2種類を完備。
庭園露天風呂客室は、目の前に広がる海に浸かっているような開放感のある「岩風呂の瑠璃」、檜の香りと朝日や月光に癒される「檜風呂の伽羅」、心地よい潮風に吹かれながら伊豆大島を一望できる「伊豆石風呂の潮騒」の3種から選ぶことができる。
露天風呂客室は最上階に位置しており、眩しい朝の光から幻想的な月の風景まで、時間のうつろいによって変化するオーシャンビューを楽しめる。
煩雑な日常から解放され、ちょっと贅沢な冬の旅がしたい。そんなご褒美ステイに、同ホテルはもってこいだろう。
山海の美食に舌鼓を打ちつつ、波の音をBGMに、かけ流しの湯に浸かり、心身ともに癒されに行こう。
つるや吉祥亭
所在地:静岡県賀茂郡東伊豆町北川温泉
公式WEBサイト:https://www.tsuruya-kisshotei.com/room/
<伊豆>海の幸もとことん堪能できる宿「石花海 別邸 かぎや」
最後に紹介する「石花海 別邸 かぎや」は、南伊豆の山あいに佇む温泉宿だ。
豊富な湯量を誇り、400 年の歴史を持つ食塩泉を循環させることなく源泉掛け流しのまま湯船に提供。心地よい温泉で存分に心と体の疲れを癒せるという。
同ホテル自慢の食事では、地元の食材一つ一つを丁寧に仕立て上げた創作料理で、伊豆の海が育んだ季節の味覚を存分に味わえる。
客室は、露天風呂付客室やリノベーション客室、和モダンベッドルームなど、10 タイプ全20室。四季の移ろいが窓の外を豊かに彩る、くつろぎの空間となっている。
また同ホテルでは、全室リモートワークのための環境を整備。温泉ワーケーションの宿としても利用できるようになった。
自然豊かな環境で、集中して仕事に打ち込み、仕事が終われば温泉や海の幸を堪能する。そんなリフレッシュを兼ねた滞在を、同ホテルで試してみては。
石花海 別邸 かぎや
所在地:静岡県賀茂郡南伊豆町加納508
公式WEBサイト:https://shimogamo-kagiya.jp/
寒い冬はあたたかい温泉が恋しくなるものだ。極上の宿で美味しい料理を堪能しつつ、開放的な露天風呂で身も心もリフレッシュしてみては。
(ysjm)