肩書をこえて多岐に活動するアーティスト、三浦大地(DAICHI MIURA)氏のアート個展「“BLUE” DAICHI MIURA ART EXHIBITION」を、GINZA SIX(銀座シックス)内の「Artglorieux(アールグロリュー)GALLERY OF TOKYO」にて、12⽉22⽇(木)~2023年1月4⽇(水)にわたり開催する。
マルチアーティストとして知られる三浦氏の個展に注目したい。
幅広い分野で活躍するアーティスト
三浦氏は、これまでもファッションデザイナーやイラストレーターといった肩書に制限されることなく、幅広い分野において自身の感性を数々の作品に投影させ、世に送り出してきた。これまでも、アーティスト向けのコスチューム制作や、テレビコマーシャルを含む広告類のアートディレクション、住居・店舗の空間クリエイション、ブランドプロデュース、グラフィックデザインなどを手がけている。
辿り着いた概念がMODERATION
近年では三浦氏のライフスタイルを語るうえで欠かせない要素でもある「旅」を通して、より深く向き合うようになった自然、環境問題、地域への貢献と活性化といった社会活動にも力を入れ、活動の領域を広げている。
こうした経験を重ねていく中で訪れた“新たな気付き”のタイミングをきっかけに、三浦氏はこれまで築き上げてきたアートクリエーションの表現方法を再構築する工程に突入していく。
現代社会に存在する「固定観念」や「見えない枠」をアートの力で解き放つ、この思想を支える捉え方のひとつとして、三浦氏が辿り着いた概念が「MODERATION(モデレーション)」、つまり中庸、片寄らず調和がとれていることだったという。
MODERATION DAICHI MIURA ART EXHIBITIONを開催
7月に新たなアートクリエーション活動の第一歩となる個展「MODERATION DAICHI MIURA ART EXHIBITION」を、三浦氏が幼少期を過ごした街でもあり、「ものづくり」のインスピレーションを得た原点とも言える伊勢丹新宿店にて開催した。
この個展では、クリスタルを使用したアート作品や代表的なファッションアイコンイラストレーション「Josie’s RUNWAY(ジョシーズ ランウェイ)」のほか、ハイジュエリーメゾン「CHAUMET(ショーメ)」とのコラボアート作品、ディズニーキャラクターのモチーフを身にまとう女の子のキャラクター「DiDi La Chignon(ディディ ラ シニョン)」のアート作品など160点以上を展示販売。6日間で初の個展を成功させた。
「BLUE」をテーマにした新しいアートの世界
今回の個展では現代社会に存在する「固定観念」や「見えない枠」をアートによって表現。正解と不正解、光と影、意識と物質等、全ての概念を俯瞰(ふかん)したときに見えてくる二極の調和を不安と癒しの色「あお」で表現した。
“ファッションアイコンのJosieは不安、不満、不機嫌な表情をしてブルーな気分とも言えますが、「あお」はシックな大人の雰囲気を纏えます”と語る三浦氏。
「BLUE」をテーマにした三浦氏の新しいアートの世界を堪能してみては。
“BLUE” DAICHI MIURA ART EXHIBITION
会期:12月22日(木)~2023年1月4日(水)10:30~20:30 ※2023年1月1日(日)は休業、12月31日(土)、1月2日(月)は20:00終了、2023年1月4日(水)最終日は18:00終了
会場:Artglorieux GALLERY OF TOKYO
所在地:東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 5F
Artglorieux 公式サイト:https://artglorieux.jp/
(角谷良平)