イタリアを代表する照明ブランド「FLOS(フロス)」の新作展示会が、12月8日(木)~2023年1月15日(日)の期間、東京メトロ外苑前駅4b出口直通の「B&B Italia Tokyo(B&Bイタリア 東京)」1階にて開催される。
ミラノデザインウィークで発表された新作を見に行ってみよう。
モダンインテリア照明のパイオニア「FLOS」の新作
この度の展示会に登場するのは、同ブランドが今年のミラノデザインウィークで発表した「Skynest(スカイネスト)」をはじめ、「Almendra(アルメンドラ)」「To-Tie(トゥータイ)」といった新作の数々。日本での展示は今回が初となる。
優美で軽やかな存在感にあふれる「Skynest」
一見するとランプシェードのように見える「Skynest」は、典型的なペンダント照明の形状を呈する。
そのランプシェードを形成する、ツートンカラーのテキスタイルで覆われた24本のLEDスティックライトから光が放たれるさまは、クラフトマンシップから受けたインスピレーションとテクノロジーに満ちており、極めて優美で非常に軽やかな存在感を放つ。
木の葉に降り注ぐような、心地よい光を提供する「Almendra」
「Almendra」は、現代の新しい生活やホスピタリティのニーズを捉えた、カスタマイズ可能で拡張性の高いモジュール式の照明システム。
「Almendra」とは、スペイン語でアーモンドを意味する。アーモンドの殻を2つ、中央のピンでつないだような形状は、自然とのつながりを考えたバイオフィリック方式でデザインされている。
点灯時は、この形状の開放面全体から均一に、LED光源による光が拡散される。その光は、機能的・効率的でありながら、優しく柔らか。「自宅の窓の外に広がる木の葉に降り注ぐような、非常に心地よい光」を提供したいという発想から生まれたシステムだという。
テンション・システムがデザインの鍵となる「To-Tie」
「To-Tie」は、「結ぶ」「固定する」という意味の名称にその特徴が集約されたテーブルランプコレクション。デザインの鍵となるのは、テンション・システムだ。
構造的な張力をテーマとしたデザイナー・Guglielmo Poletti(グリエルモ・ポレッティ)氏と「FLOS」との刺激的なコラボレーションに、「FLOS」独自のノウハウを反映した新世代のテーブルランプとなる。
そのほか、「Luce Orizzontale(ルーチェ オリゾンターレ)」「Bellhop Matte Black(ベルホップ マット ブラック)」「Bellhop Wall UP(ベルホップ ウォールアップ)」「265 Small(265 スモール)」「Oblique Floor(オブリーク フロア)」などの新モデルも多数展示する。
モダンインテリア照明のパイオニアとして、約半世紀にわたりワールドワイドな人気を博する「FLOS」。同展示会で、その世界観を体感してみては。
FLOS 新作展示会
会場:B&B Italia Tokyo
所在地:東京都港区北青山2-5-8 青山OM-SQUARE 1F
会期:12月8日(木)~2023年1月15日(日)
開館時間:11:00~18:00
定休日:水曜日 ※12月28日(水)~2023年1月4日(水)は休み
(高野晃彰)