「SOLAKZADE(ソラックザーデ)」が、ヴィンテージアイウェア部門、アンティークジュエリー部門に次ぐ第三の部門として、ヴィンテージカー部門「SOLAKZADE AUTOMOTIVE(ソラックザーデ・オートモーティヴ)」を立ち上げる。
新部門立ち上げを記念し、阪急メンズ大阪にて9月7日(水)より、2週間おきに展示内容を変えながらヴィンテージカーをテーマにしたインスタレーションを公開中だ。
ソラックザーデがヴィンテージカー部門を始動
現在のヴィンテージ市場は、熱心なカー・エンスージアストに向けた伝統を重んじるスタイルや、アメリカのストリートカルチャーを解釈した躍動感あるスタイルが主流だ。
今回、SOLAKZADEがそんな現在の市場に、「エレガンス」という切り口で勝負をしかける。
1930〜60年代のヨーロッパの車は、手作業で叩き上げられた見事なボディを架装され、家具以上の仕上げを施された美しい内装を持っていた。ヴィンテージカーの世界は、多様なかたちで、人々に“エレガンスとは何か”を教えてくれる。
「SOLAKZADE AUTOMOTIVE」では、そんな車たちが見せる“エレガンス”を生活に取り入れ、“自分だけのストーリーを持つ車”とともに人生を過ごしてもらえるよう手引きをしていくという。
大阪にてインスタレーションを開催
インスタレーションでは、自動車をある種の神殿と捉え、「この車は、わたしをどこにつれていくのだろうか」というひとつの疑問を提示する。
自動車は、移動を繰り返しながら生命を繋いできた人類の一つの答えだ。20世紀のはじめにかけて巻き起こった、自動車の普及により、世界中の人々の生活は一変した。
20世紀前半、食事も、服装も、そして思考までもが自動車によって刷新された。自動車はその時人々が見た夢の象徴だったのだ。とりわけ、手仕事で形作られた時代の車は技術と芸術の結晶といえる。
人々の夢を繋ぎ止め、ある時代のある思想のあらわれとして佇む車たち。それは古代の神殿と同様の役割を帯びている。かつての時代の美意識が、車という形をとって、街中や峠道を悠然と走る。
白昼に亡霊を見てしまったかのような光景から抱く畏れや静かな違和感は、車に乗る際の危険性、つまり死のリスクと重なる。さらに踏み込んで言えば、常に我々につきまとう死そのものへの、強烈な自覚を与えるのだ。
展示に使用される名車たちは、いずれも購入可能。
「SOLAKZADE AUTOMOTIVE」は今後、厳選された車両の販売をはじめとして、インスタレーションを含むいくつかのプロジェクトをゆっくりと展開するという。愛好家にとっては目が離せないブランドの誕生と言えそうだ。
インスタレーション「この車は、わたしをどこにつれていくのだろうか」
期間:9月7日(水)〜
会場:阪急メンズ大阪1階 THE LAST STORE前
所在地:大阪府大阪市北区角田町7-10
SOLAKZADE 公式WEBページ:http://www.solakzade.com
(IKKI)