VUIKU社のプロジェクト「hummingbird」では、1,152アイテムの「NFT(Non-fungible token)」と紐づいた1,152本の異なるデザインを持つ“NFT日本酒”の開発を行なっている。
NFTアートが日本酒ボトルのラベルデザインに対応しており、1対1で紐づいている。今回同プロジェクトでは、NFT日本酒「雷鳥」のキービジュアルを公開した。
岐阜県の県鳥である「雷鳥」
今回のNFT日本酒のキービジュアルデザインは、岐阜県の県鳥である「雷鳥(ライチョウ)」をモチーフに東京藝術大学美術学部デザイン科3年の林宋其氏が手がけた。
雷鳥は日本の特別天然記念物であり、氷河期からの生き残りであるという説があり、「神の鳥」とも呼ばれている。雷鳥の特徴的な足や、“もふもふ”した羽毛を表現したデザインになっている。
1,152コレクションの「NFTライチョウ」
日本には、「二十四節気」で表される情趣に富む季節の変化がある。
「走り、盛り、名残」として時間の流れを楽しむ食文化・美意識にインスピレーションを得て、これに「sake-tsugi」の「縁・継・季」の3つのキーコンセプトを組み合わせた1,152通りのNFTアートを作成。コレクションの中から、お気に入りの「NFTライチョウ」を見つけてみては。
デザイン、味、コミュニティを楽しむ
NFTアートを購入した人には、同じアートワークをラベルデザインにあしらった日本酒が付属。また、今回販売するNFTは、第三者へ譲渡できないかわりに、酒造とつながる限定コミュニティへの参加権や、将来的に発売予定の商品の購入権として利用できる。
ここからは、前述した3つのキーコンセプト「縁-en-」「継-tsugi-」「季-ki-」について説明したい。
蔵元とNFT所有者がつながる「縁-en-」
飛騨高山で出会った酒蔵の人々との縁を大事にし、蔵元とNFT所有者がつながる「縁-en-」は、Web3が目指す参加型社会における新たなコミュニティのあり方を表す。
伝統と進化を融合させた「継-tsugi-」
古来より続く日本酒造りに最先端のブロックチェーン技術を継ぎ合わせ、伝統と進化を融合させた新たな日本酒体験を生み出すというコンセプトを表現する「継-tsugi-」。
季節の変化と、食材の旬を楽しむ「季-ki-」
日本独特の豊かな季節の変化と、食材の旬を「走り、盛り、名残」として楽しむ文化「季-ki-」にインスピレーションを得たNFTアートを制作する。
キービジュアルが解禁となった、1,152本の異なるデザインを持つNFT日本酒をチェックしてみてはどうだろう。
VUIKU公式サイト:https://www.vuiku.com/
(角谷良平)