企画展「ddd DATABASE(ディーディーディー データベース) 1991-2022」が京都dddギャラリーにて9月25日(日)まで開催中だ。
この夏は、デザインを愛する人々が出会い、対話し、“新たな発見”を体感する貴重なイベントへと足を運び、アートの教養を深めたい。
過去のグラフィックデザインをチェックできる「ddd DATABASE」
京都dddギャラリーの前身は、大日本印刷の関西での文化活動の場として、1991年、大阪・堂島に開設された、グラフィックデザイン・グラフィックアート専門ギャラリー「DNP Duo Dojima (略称ddd)」。
1991年に大阪・堂島でその活動をスタートさせたdddギャラリーは、2014年の京都移転を機に現在の名称に変わり、2008年からはDNP文化振興財団によって運営されてきた。
京都・太秦で関西唯一のグラフィックデザイン・ギャラリーとして30年間活動を続け、満を持して今年7月、京都・烏丸の「COCON烏丸」に拠点を移すことに。
そして、移転後初となる展覧会が、今回開催される「ddd DATABASE」だ。
同展覧会では、これまでの展覧会をデータベースとして活用。全231回の展覧会情報を網羅するウェブサイトと、広報物によってそれを立体化した展示空間を軸に、dddの展覧会に関係した関西のデザイナーたちによるキーワードを補助線にして、過去のリソースをこれからのグラフィックデザインに活用するための場をつくる。
同ギャラリーでは今後も新しい時代の流れを読み取り、さまざまな交流と対話を通して新たな創造性を発見することで、グラフィックデザインとアートの境界の模索と拡大を目指すという。
これまでのデータベースが一挙に集まる展覧会に足を運び、この機会を通して「未来のデザイン」はどうなっていくのか、どうあるべきなのかを考えてみては。
ddd DATABASE 1991-2022
期間:開催中~9月25日(日)
開館時間:11時〜19時 ※土日祝は18時まで
会場:京都dddギャラリー
所在地:京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F
京都dddギャラリー:https://www.dnpfcp.jp/gallery/ddd/
(IKKI)