東京・南青山にオープン、グローバル家具ブランド「ARIAKE」のショールーム<HIRATA CHAIR TOKYO>

九州から世界に羽ばたいた家具ブランドが、満を持して東京にやってきた。

椅子を中心に、ソファーやテーブルを製作する九州の木工家具メーカー・平田椅子製作所は、新たな拠点、東京・南青山の新店舗「HIRATA CHAIR TOKYO(ヒラタ チェア トウキョウ)」を、8月1日(月)にグランドオープンした。

「ARIAKE」のフラッグシップショールーム

「HIRATA CHAIR TOKYO」では、自社オリジナルブランドのフラッグシップショールームとして、今年6月のミラノサローネにて反響が大きかったグローバル家具ブランド「ARIAKE」をはじめ、デンマークと日本のデザインを融合したサスティナブルブランド「Hirata Gen Collection」を展示する。

ショールームの設計は、「ARIAKE」にてプロダクトデザインを手掛けている、芦沢啓治建築設計事務所の芦沢啓治氏が担当している。

デザイナー・芦沢啓治氏のコメント

オープンに寄せての芦沢氏のコメントを紹介したい。

「平田椅子製作所のショールームスペースは、2つのブランドによって構成されています。ひとつは、平田椅子製作所とレグナテックによる共同ブランドARIAKE。もうひとつはHirata Gen Collectionです。

私もARIAKEブランドで数商品デザインしていますが、それらの家具を見るとメーカーとしての技術力、職人としてのスキル、そしてデザイナーとのコミニケーションにおける柔軟な姿勢を感じられます。私も非常に感銘を受けてきました。

今回、満を持して東京にショールームを構えることとなり、そのデザインをARIAKEのディレクターであるガブリエルと一緒に考えることになりました。

既存の空間にできるだけ手を加えないようにしながらも、ショールームとして空間を整える上で、コストを睨みながら既存の価値なども残しながらできるだけ剥き出しの空間を作りました。既存のインフラを整理し、そこに最低限のインフラを落とし込んでいます。

また仕上げは最小限に、私たちが好んで使っている木目の美しいフローリングと、既存躯体との相性やメインで扱うARIAKEのブランディングからモルタルの左官をメインにスケルトン空間に付加していきました。

キッチン、そして椅子のディスプレーのシェルフなども平田椅子製作所に制作を依頼し、家具と同様なクオリティーを持たせることで空間の一体的な雰囲気を作り出しています。

照明は、ここ数年海外の展示会や日本の展示会でもコラボレーションしてきたLE KLINTの照明。日本のブランドですが、多くのスカンジナビアからのデザイナーを擁するARIAKEにおいて馴染みのある照明を使って空間にアクセントを与えています。

今まで、なかなかきちんとした形で見られなかった平田椅子製作所の家具、ARIAKEの家具が空間とセットで見ることができます。多くの方達に足を運んでいただければ幸いです。」

同店の来店予約は8月1日(月)より始まっている。予約なしでも自由に観覧できるが、商談希望の場合は予約受付ページより事前の予約が必要だ。

世界最大規模の家具見本市で絶賛されたコレクション、この機会に自らの手で触れてみたい。

HIRATA CHAIR TOKYO
所在地:東京都港区南青山4-1-15 #103
営業時間:11時〜18時
定休日:日曜
公式サイト:https://www.hiratachair.co.jp/
予約受付ページ:https://www.hiratachair.co.jp/reserve/tokyo/

(suzuki)