5月8日が何の日か知っているだろうか。欧州では5月8日を第二次世界大戦終結の日としており、花火を通じて平和を願うプロジェクト「Fireworks for Peace」を各国で開催している。
今回、日本では日本花火推進協力会が主催となり、秋田県大曲にて平和への祈りを込めて美しい花火を打ち揚げる。
世界の花火師が平和を願うイベント「Fireworks for Peace」
花火の原料は戦争に使われる「火薬」だ。日本人は火薬を江戸時代から「花火」に昇華させ、400年以上にわたり美しさへの追求を重ねてきた。平和な夜空のもと美しく打ち揚がるはずの花火の原料「火薬」が、現在軍事的に使用され人々を悲しみに陥れている。
平和のシンボルとして花火を打ち揚げる本プロジェクトは、ドイツの花火師が始めたことをきっかけに世界各地へと派生し、現在13か国の花火関係者が参加を表明。世界の花火コミュニティのグローバルアクションとなって動き出している。国境を越えて花火師が一体となる取り組みは、史上初だ。
国内の花火師24社が秋田県で花火を打ち揚げ
日本の「Fireworks for Peace」は、国内の花火師24社で構成。全国花火競技会が開かれる花火の聖地、秋田県大曲で、日本花火推進協力会の会員各社が提供した花火玉5〜10号玉を一発ずつ打ち揚げる。
打ち揚げ時間は3〜4分ほどを予定。打ち上げの模様は、同会のYouTubeにて事後に公開される。
さらに、愛知県の若松屋、東京の日本橋丸玉屋は、より多くの人々に平和へのメッセージを伝えるべく、愛知県、茨城県で同日に花火を打ち揚げ予定。
平和への祈りを込めた花火を、現地やオンラインでその目にしたい。
Fireworks for Peace
日時:5月8日(日)19時半ごろ ※小雨決行・荒天の場合延期開催
場所:秋田県大曲
プロジェクトHP(英語):https://fireworks4peace.org
日本花火推進協力会:https://hanabi2020.jp/
(IKKI)