国立新美術館に展示中の「西洋絵画の500年を体感できるデジタル年表」

国立新美術館にて「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」が開催中だ。同展に展示されている「デジタル年表」は、日経イノベーション・ラボとメトロポリタン美術館が制作したもの。“西洋絵画の500年”を体感できる。

巨匠たちの傑作を時代順に3章構成で紹介

「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」では、メトロポリタン美術館ヨーロッパ絵画部門の所蔵品約2500点から、選りすぐられた名画65点を展示している。うち46点は日本初公開だ。

15世紀の初期ルネサンスの絵画から19世紀のポスト印象派まで、西洋絵画の500年の歴史を彩ったフラ・アンジェリコ、ラファエロ、クラーナハ、カラヴァッジョ、フェルメール、ルノワール、ドガ、セザンヌ、モネなど巨匠たちの傑作を時代順に3章構成で紹介する。

デジタル年表「The European Masterpieces Timeline」

The European Masterpieces Timelineはメトロポリタン美術館ヨーロッパ絵画部門の所蔵品データを年表形式にビジュアライズした映像作品。日経イノベーション・ラボはメトロポリタン美術館が所蔵するヨーロッパ絵画のデジタルデータを利用し、デザインの方向性などのディスカッションを行いながら作品をつくりあげた。

作品内で大きく登場する絵画は「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」の展示作品だが、絵をかたちづくる無数の小さな点は、メトロポリタン美術館が所蔵する約2500作品を基にしている。

西洋の長い歴史を彩ってきたマスターピースの点が寄り集まってひとつの絵画となり、集合と離散を繰り返しながら次の時代の絵画へとかたちを変えていく。それぞれの作品が制作された年代や手法、地域を世界の歴史とともに時代を追って投影している。

美術展において年表コーナーは常に人が多く滞在する人気コンテンツの一つだ。日経イノベーション・ラボは多くの来場者が楽しめるように、デジタルテクノロジーを用いて年表を新しい形でデザインした。美術展において日経イノベーション・ラボが大規模なデジタル展示を行うのは、2018年に開催された「オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展」に続き2度目となる。

巨匠たちの傑作を鑑賞する際、様々な時代に書かれた絵画が、いつ、どこで、どのような社会的背景の中で描かれたのかを知ることができるデジタル年表も興味深い。

メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年
会期:開催中~5月30日(月)、休館日は火曜日(*)。
会場:国立新美術館企画展示室1E
公式サイト:https://met.exhn.jp/
※事前予約制。当日券の会場販売もしているが、来館時に予定枚数が終了している場合がある。日時指定券の事前購入を。

(MOCA.O)

*5月3日(火・祝)は開館
※会期等は変更になる場合がある。詳細は公式サイトで確認を。