東京・立川発の本格派クラフトビールが登場。
■「立飛麦酒醸造所」オンラインショップでクラフトビール販売開始
「SORANO HOTEL」を経営する立飛ホスピタリティマネジメントは、新規事業として「立飛麦酒醸造所(立飛ブルワリー)」でクラフトビールの醸造、販売を開始。
まず年間のレギュラーアイテム2種類を12月22日より、公式オンラインショップにて販売を開始した。2022年1月には、もう1種類を加え、3種類のラインナップが揃う。
「立飛ブルワリー」の開設にあたり、世界的に権威のある「World Beer AwardsやInternational Beer Cup大会」で2017年から2019年まで3年連続で金銀銅賞に輝いたメダリスト清水秀晃氏を醸造長に迎えた。
そして、都市部の醸造所に相応しい機能性と効率、環境重視の観点にたった優れた施設を建設。
清水醸造長の高い技術に裏打ちされた醸造へのこだわりは、麦芽とホップのみを原料とする正統的なビール醸造に表れている。完全無濾過のナチュラルカーボネーションのみ、酵母の培養にはドライイーストは一切使用しない液体酵母のみ。
クラフトビール醸造所では施設環境や技術的な制限からエールビールが中心だが、「立飛ブルワリー」ではラガービール醸造も進めるなど、伝統的なクラフトマンシップを継承し、スタンダードながら高品質なビール醸造を目指している。
■年間レギュラーアイテムは3種類
すでに販売を開始しているのは、「ペールエール(PALE ALE)」と「ヴァイツェン(WEIZEN)」。そこに、2022年1月より「ピルスナー(PILSNER)」が加わる予定だ。
クラフトビールの定番「ペールエール」は、イギリス発祥の黄金・銅色のビールで、ホップやモルトの豊かな香りが特徴。「ヴァイツェン」は、小麦麦芽を50%以上使ったドイツの伝統的なビール。バナナ、クローブのようなフルーティな香りと相まって、魚介類や鮨との相性も抜群だ。
一般的にはジャーマンスタイルが多い「ピルスナー」だが、立飛ブルワリーでは、ピルスナー発祥の地チェコのボヘミアンピスルタのピルスナーを醸造する。
「立飛ブルワリー」には、貯蔵タンクから直接提供されるフレッシュなビールをその場で楽しめるタップルームが併設。1階部分はカウンタースタンディングスタイル、2階は醸造工場内が見渡せる造りで、小グループのビールセミナー&テイスティング等の利用も想定したプライベートエリアを設けている。
立飛ブルワリーのビールは、立川の「SORANO HOTEL」のレストラン&バーでも味わうことができる。
中央線沿線で最も注目されている、変わりゆく街・立川に誕生したビール醸造所とクラフトビール。街に新たな文化を根付かせていくことに期待したい。
立飛麦酒醸造所(立飛ブルワリー)
所在地:東京都立川市高松町1-23-14
オンラインショップ: www.tachihibrewery.com
(冨田格)