カモシカが訪れる秘境の酒蔵・津南醸造から新銘柄「つなん」発売

米も水も人も全部津南産のテロワール日本酒で、自然と共生する未来を醸成する。

津南醸造は、米と水と蔵人すべてが津南産のテロワール日本酒として、新銘柄「つなん」を12月8日に発売。

津南醸造の新銘柄「つなん」は、ラベルに「ニホンカモシカ」をモチーフにしたビジュアルで、色の名前によって酒質が分けられており、発売初回のラインナップは「白、紅、藍、黄金」の4種類から発売する。

■秘境のある町「津南」について
新潟県津南町は、長野県との県境に位置する人口9000人ほどの小さな町。自然豊かな津南町の山間部に位置する津南醸造には、ときどき野生のカモシカが敷地に遊びに訪れる。

毎年3−4mの雪が積もり、新潟県内でも豪雪地に位置し、人が暮らす地域での積雪量としては世界最大級とも言われる。

また、信濃川沿いにある津南町は、その支流によって階段状に作られた日本最大の河岸段丘が特徴。苗場山麓ジオパークとしても認定され、水と土の恵みを受けやすい地形だ。

■津南で作る日本酒の新銘柄「つなん」について
今回発売する銘柄「つなん」は、津南町の米や水、人、だけでなく、森や動物たちと共存することを目的とした銘柄。ラベルに記された動物はニホンカモシカだ。

・つなん 白(はく)〜純米大吟醸〜
精米歩合:40%
参考小売価格(720 ml瓶):4,950円

・つなん 紅(べに)〜純米吟醸〜
精米歩合:50%
参考小売価格(720 ml瓶):1,760円

・つなん 藍(あい)〜吟醸酒〜
精米歩合:50%
参考小売価格(720 ml瓶):1,540円

・つなん 黄金(こがね)〜純米酒〜
精米歩合:60%
参考小売価格(720 ml瓶):1,320円

※価格は全て税込

■サスティナブルな酒蔵として津南醸造の役割
津南醸造は、地域で生産する酒米の価値を未来につなげるため、地域の生産者、JA、行政(津南町)が出資して設立した全国的にも珍しい酒蔵だ。

地域に恵みを与える自然環境と共生してきた地域住民の思いを背負い、地域の自然と営みを未来につなげるため、持続可能な取り組みを進めている。

■​津南醸造の酒造り
「つなん」の酒造りは主に雪のシーズンにのみ行う。雪に覆われた環境下で仕込むことで、雪が空気中の塵を絡めて落とし、低温多湿を一定に保ち、微生物のコントロールがしやすいことで、良い酒づくりができる環境と言われている。

そして、津南醸造は、地域内で作る津南産の酒米「五百万石」にこだわり、酒造りをしている。また仕込み水は、標高2000メートル級の山々に降り積もった雪が水源となり、名水百選にも選ばれた豊かで清冽な水だ。

津南醸造の酒造りは、三段仕込みという手法でゆっくりと醸している。味は淡麗にしてふくらみのある旨み、のどごしがよくすっきりとしたあと味になり、料理に合う日本酒として高い評価を得ている。

自然とともにある、新しい日本酒を飲んでみては。

商品詳細:https://kamoshika.tsunan-sake.com/

(田原昌)