コンクリートジャングルとも言われる東京都心も、自然を楽しむ場所は意外に多いもの。
■千代田区で紅葉狩りを楽しむ
秋も深まり始め、紅葉の頼りが聞こえてくる頃。
東京都心での紅葉の見頃は、11月中旬~12月上旬。まもなく訪れる都心の晩秋に備えて、千代田区の紅葉スポットを紹介しよう。
密を避けて行ける千代田区の定番紅葉スポットや、スカイバスから眺められる紅葉スポットをまとめた。いずれも、写真に撮りたくなること確実なスポットばかりだ。
■東京都心で紅葉を愛でる5大スポット
日比谷公園
ビジネス街の癒しスポット、赤や黄に色づく園内
約16万㎡の敷地内には、イチョウやハナミズキ、イロハモミジと、黄色や赤色に染まる紅葉樹が多く見ごたえがある。特におすすめなのは、雲形池の水面に映る紅葉と、テニスコート横から霞門に抜けるS字形のイチョウ並木。
靖國神社
神々しい黄金色に染まる参道
大鳥居から本殿へと続く参道には、約240mにわたり、イチョウ並木と石灯籠が一直線に並び、黄色の絨毯が敷き詰められる。本殿の裏手にある神池庭園の色鮮やかなモミジも見どころ。
国会議事堂
議事堂へ導く黄色の絨毯
国会議事堂の正面、8車線の道路の両側に立ち並ぶイチョウ並木は線対称に配置され、威厳に満ちた趣がある。議事堂に隣接する前庭の南庭は回遊式の庭園で、四季を彩るさまざまな木々が赤や黄に色づく。
行幸通り
ビル群とイチョウのコントラストが魅力
皇居と東京駅をつなぐ行幸通りは、皇室の公式行事などに使われる特例都道。通常中央部分は遊歩道で、両脇にイチョウ並木が続く。黄葉の季節になると、華やかな印象に変わる。
北の丸公園
広大な敷地でプチハイキング気分
旧江戸城の北の丸跡に造成された公園。中でも西側にあたるモミジ山と呼ばれる一帯は、イロハモミジやオオモミジなどが植えられており、紅葉のシーズンには、遠方の紅葉名所に負けない美しさになる。
■スカイバス東京“東京らしさ“を改めて味わえるバスの旅
「皇居・銀座・丸の内コース」
2階建てのオープンバスで巡る平日運行の定期観光バス。丸の内・千鳥ヶ淵・国会議事堂・銀座といった東京都の中心部を回るお手軽な定番コースで、雨の日でもレインコートが配られるため、安心して楽しめる。
「お江戸東京コース」
高層ビルが建ち並ぶ東京で江戸時代の面影を感じられる、休日(土・日・祝日)限定運行コース。丸の内を出発し、かつての石垣や平川門、九段下・半蔵門巡り、外堀である銀座中央通り、五街道の出発点である日本橋を渡り、丸の内に戻る。
晩秋は、紅葉狩りをしながら都心を散策する休日も楽しそうだ。
スカイバス東京:https://www.skybus.jp/course/?ca=1
Walkerplus「紅葉名所2021」:https://koyo.walkerplus.com/list/ar0313/
(冨田格)