DNP・小松マテーレ・パナソニックが新宿で「気配のつくりかた」展を開催

大日本印刷(DNP)は、小松マテーレ、パナソニックと共同で、DNPのコミュニケーションスペース「DNPプラザ」(東京都新宿区)にて、リアルな場における「対面コミュニケーション」の新しいカタチについて来場者とともに考えていく企画展「気配のつくりかた」を開催中だ。

この企画は「成長する展示」であり、2022年1月15日(土)までは“試作展示“として来場者からの意見やアイデアを募集し、それらを反映させたプロダクトを追加して展示内容を充実させていく。その後、2022年1月24日(月)~3月23日(水)を“本展示”と位置づけ、さらにグレードアップさせた空間展示を行っていく。

■コロナ禍における「気配のつくりかた」展の狙い

コロナ禍をきっかけの一つとして、遠隔・リモート、衛生・非接触などのニーズが高まり、さまざまな制約が顕在化するなか、対面での人と人のコミュニケーションの在り方も変化してきている。テレワークが一気に広がるなど、コミュニケーションの手法も多様になっており、リアルとバーチャルの両方の強みを活かした新しい働き方や生活様式の構築が求められている。

こうした課題に対し、今回の企画展を通じて、リアルな場を活用した「対面でのコミュニケーション」の新しいカタチを来場者とともに考えていく。生活空間を彩る機能的な製品で培ってきたDNPの「デザイン」の強みと、小松マテーレの「機能性ファブリック(素材)」の強みなどをパナソニックのコーディネイトのもとに掛け合わせて、人の気配を察して調節することで空間に変化をもたらすなど、新たなコミュニケーションにつながる空間づくりなどに取り組んでいく。

■それぞれのノウハウを生かした3社協業の取り組み

DNPが生活空間事業で培ったインテリア製品等の技術・ノウハウを活かした最適なパターンデザインと、染色を基盤に多彩な領域で事業を展開してきた小松マテーレの「機能性ファブリック」の強みを掛け合わせ、新たな空間の提案を行う。パナソニックがDNPと小松マテーレのマッチングを行う。

本展示では、新しい働き方や生活様式のなかで、「働く場」という切り口で、より良い対面でのコミュニケーションの在り方を来場者とともに考えていく。例えば、その場にいる人の気配を察することで、空間の構成要素を調節して変化をもたらすなど、新たなコミュニケーションのカタチにつながるリアルな空間の実現などを図っていく。

会期中に、来場者からさまざまな「声」を届けてもらい、そうした反応を活かしながら、展示内容をアップデートしていく「成長する展示」。3社は来場者の評価や感想などから新たな価値創出に向けた可能性を追求していく。

この機会に、ニューノーマルにおける新たなコミュニケーションのカタチつくりに参加してみたい。

DNPプラザ : 東京都新宿区市谷田町1-14-1 DNP市谷田町ビル
https://plaza.DNP/

(suzuki)