ファッション・フォトグラファーたちの眼差しによって切り取られた、国や地方、都市を感じてほしい。
■フォトブック『ファッション・アイ』シリーズに新たに3タイトルが登場
ルイ・ヴィトンの、フォトグラファーの視点で街や国の魅力を捉えたフォトブック『ファッション・アイ』シリーズに、新たに3タイトルが加わる。11月1日(月)発売予定で、価格は各6,270円。
いずれも、新たな地平線へ向けての旅立ちへと読者を誘う作品が収められている。
『ファッション・アイ』の各タイトルは、厳選された写真を大判で紹介すると共に、フォトグラファーの経歴と、彼らへのインタビューまたは批評的エッセイを収録。
シリーズを通して交わされるのは、才能ある若手、経験豊富なフォトグラファー、ファッション写真界のレジェンドたちによって繰り広げられるユニークな対話。現代のクリエーションを、ほとんど知られていない歴史的な遺産と対峙させ、アプローチと美の双方の観点から決定的な意味を持たせた写真集シリーズだ。
ファッション・アイ パリ by メルヴィン・ソコルスキー
(C) Louis Vuitton Malletier
アメリカ人フォトグラファー、(メルヴィン・ソコルスキー Melvin Sokolsky)は、パリで撮影された自身の最もアイコニックな2作のファッションフォト・シリーズである、至上のエレガンス漂うフランスの都を巡る「Bubble」(1963年)と「Fly」1965年に収められた写真を初めて1つにまとめた。
ファッション・アイ パリ by フェン・リ
(C) Louis Vuitton Malletier
中国人フォトグラファーのフェン・リ(Feng Li、馮立)は、辛辣なアイロニーとロマンティックなリリシズムを交え、「光の都」パリに対する型破りな見方を提示する。
ファッション・アイ ロンドン by ロビ・ロドリゲス
スペイン人フォトグラファーのロビ・ロドリゲス(Robi Rodriguez)は、第2の故郷ロンドンの映画的物語を紡ぎ出す。そこでは、ロンドンとそこで暮らす人々が、日常生活の片隅で繰り広げられる物語の演者を務める。
(C) Louis Vuitton Malletier
旅の真髄(こころ)を表現するのに、「写真」というメディアは、ルイ・ヴィトンにとって至極当然の選択だという。
ルイ・ヴィトンにおいての編集プロセスは、フォトブック自体を独立したメディアとして確立させる。その目的は、フォトブックの視覚的語彙をさまざまな形で絶えず刷新すること。『ファッション・アイ』は、オーダーメイドのシリーズであるため、使用される紙や装丁の種類、レイアウト、時には印刷工程までも、伝統ある職人技を駆使して、各巻それぞれ異なる仕上げを施している。
なぜなら、本は、何よりもまず、著者、デザイナー、印刷業者の作品であるとの考えがあるから。タイトルごとに大きく異なる視点が提示され、それは目的地によって変化するという。
そこでは、都会のパノラマ、自然の風景、地元の暮らしの1コマや、より静観的な作品が、カラーとモノクロの両方で描き出されている。
公式サイト:https://louisvuitton.com
(IKKI)