「スター・ウォーズ」を題材にしたアニメ作品に、日本人アーティストが参加する。
日本を代表する7つのアニメスタジオが参加した『スター・ウォーズ:ビジョンズ』の物語から『T0-B1』『赤霧』の劇伴音楽をU/M/A/A Inc.(ユーマ)がプロデュース。作曲は、A-bee、渋谷慶一郎、U-zhaanが担当する。
■9つの新しい物語を彩る音楽と音響表現
エンターテイメント史に名を残すコンテンツ「スター・ウォーズ」を、日本のアニメスタジオ独自の“ビジョン”で描く9つの新しい物語として、9月22日(水)よりディズニー公式動画配信サービスDisney+ (ディズニープラス) にて独占配信が開始された『スター・ウォーズ:ビジョンズ』。
その中でも「DEVILMAN crybaby」や「きみと、波にのれたら」「映像研には手を出すな!」など多様かつ柔軟なスタイルで、世界中に愛される数々の名作を生み出してきたアニメスタジオであるサイエンスSARUが手掛ける『T0-B1』『赤霧』の2作品の劇伴音楽プロデュースをU/M/A/A Inc.が担当した。
アベル・ゴンゴラ監督による『T0-B1』は、いつかジェダイになることを夢見る少年型ドロイドの成長を描くストーリー。野沢雅子氏など豪華声優が参加し、国産アニメの第1号「鉄腕アトム」で電子音響を用いた新しい音響表現を産み出した伝説の音響デザイナー大野松雄氏も参加している。
■A-bee、渋谷慶一郎、U-zhaanが作曲を担当
劇伴音楽の作曲は、エレクトロニックミュージックをベースにしながら、多様なジャンルを吸収した卓越したサウンドと緻密に計算された独自の構築音楽で、様々なシーンやコンテンツの音楽の可能性に向き合い続ける”A-bee(アービー)”と、東京藝術大学作曲科卒業、2002年に音楽レーベル ATAKを設立し、先鋭的な電子音楽作品からピアノソロ 、オペラ、映画音楽 、サウンド・インスタレーションまで多岐にわたる活動を行っている”渋谷慶一郎”が担当。
また、チェ・ウニョン監督による『赤霧』は、1人の青年ジェダイとプリンセスのはかないラブストーリー。劇伴音楽は、2000年から2010年までASA-CHANG&巡礼に参加し、坂本龍一、レイ・ハラカミ、蓮沼執太などといったアーティストと共演や、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の音楽に参加するなど幅広く活躍する日本を代表するタブラ奏者のU-zhaan (ユザーン)が担当。タブラのみによって様々な情景や感情が表現された楽曲は今までにない斬新なアプローチとなっている。
ジョージ・ルーカスが黒澤明作品や日本文化から多大な影響を受け制作した「スター・ウォーズ」のルーツとも言える日本へ、ルーカスフィルムが強いリスペクトを込めた「スター・ウォーズ」史上初の一大アニメプロジェクトである『スター・ウォーズ:ビジョンズ』。ストーリーはもちろんのこと、そのサウンドの世界へも注目してみたい。
『スター・ウォーズ:ビジョンズ』公式サイト
https://disneyplus.disney.co.jp/program/star-wars-visions.html
ディズニープラス公式サイト
https://disneyplus.disney.co.jp/
U/M/A/A Inc.(ユーマ)公式サイト
http://www.umaa.net/
(suzuki)