シャツにこだわりたいなら注目のニュース。
■キーワードは「モダンブリティッシュ」
「Stories of British Life〜英国のストーリーあるライフスタイル」をコンセプトに、英国ブランドのアイテムを幅広く展開している「BRITISH MADE(ブリティッシュメイド)」。
「イギリスにルーツを持つアイテムを現代のライフスタイルに合うよう再構築する」をテーマに、オリジナルアイテム製作の新プロジェクトを始める。
キーワードは「モダンブリティッシュ」。多くのブリティッシュアイテムが備えるクラシックの良さを生かしつつ、時代に合わせてモディファイすることで、モダンブリティッシュ=新定番を作っていくことを目的としている。
クラシックな要素を7割残し、「ブリティッシュメイド」のフィルターを通じて3割はモダンなエッセンスを加え、ブランドの核になるアイテムを生み出していく。さらに、オリジナルアイテムを通じて「良いものを長く使う」という価値観を共有したいと考えている。
■鎌倉シャツ×四方章敬×BRITISH MADE
2021年に始動した「ブリティッシュメイド」初のオリジナルコレクション。 第一弾は、シャツ作りのプロフェッショナル「鎌倉シャツ」と、スタイリストの四方章敬氏とのトリプルコラボレーションにより、シャツ3型をリリースする。
英国らしさを感じられるデザインとディテール、 今の時代に合うサイズ感と生地、 着用時の細部のバランスや縫製にまでこだわり、 オフィサーシャツ「プリマス」、カジュアルシャツ「ブライトン」、 ドレスシャツ「ロンドン」の3型を製作した。
「LEON」「MEN’S EX」「Men’s Precious」「THE RAKE JAPAN」など、ラグジュアリーメンズファッション誌で活躍中の四方章敬氏がデザインを監修。
実際の制作には、鎌倉シャツが全面協力。既成の量産シャツはもちろん、システム化されたMTM(オーダーシャツ)ラインも併せ持つ、長崎県にある鎌倉シャツ専用工場で縫製。
シャツのイメージを四方氏と構築し、それを鎌倉シャツに相談し、サンプルを製作。サンプル完成後は、四方氏と再度打ち合わせ。
実際に試着して、全体の雰囲気を確認。生地の方向性や襟型、サイジングなどに加えて、シャツ一枚で着る際を考慮し正面、バックデザイン、シルエット感などあらゆる視点からチェック。
襟は硬さや形状により異なる雰囲気になるため、タイドアップや前開きで着用した際のバランス、着用シーンをイメージし、着用時の生地の落ち感やサイズ感、ディテール、ボタンの形状、芯地、前立てのデザインなど、多くのポイントを吟味。
シャツを着る上で、考えうる重要なポイントを入念にチェックしながら、こうしたプロセスをくり返し、ディテールを詰めていくことで生まれた今回のオリジナルシャツだ。
3型のうちオフィサーシャツ「プリマス」は発売中。カジュアルシャツ「ブライトン」は 6月中旬、ドレスシャツ「ロンドン」は 6月下旬頃の発売予定となっている。いずれも税込価格15,400円。
BRITISH MADEのプロジェクトの今後に注目していきたい。
オフィサーシャツ「プリマス」詳細:https://www.british-made.jp/topics/britishmade/202105280046569
公式オンラインショップ: https://www.british-made.jp/
(冨田格)