コロナ禍により苦戦が続くホテル業界だが、新たな動きも見られる。4月21日(水)に開業した「プリンス スマート イン 熱海」はICTを活用した次世代型のホテルとして注目を集めている。
■ICTを観光に活用した「プリンス スマート イン 熱海」
プリンスホテルは、新たなホテルブランド「プリンス スマート イン」の2号店となる「プリンス スマート イン 熱海」を、4月21日(水)に開業。
「プリンス スマート イン」ブランドは、デジタル世代と呼ばれる若年層をメインターゲットとしたプリンスホテルの新ブランドだ。ICTやAI技術を導入した非接触型のサービスを基本とし、予約からチェックアウトまで、スマートフォン一台で完結するシームレスなサービスを提供。
ニューノーマル社会で求められる「安全・安心」と、若年層の宿泊客が求める“スマートな滞在ニーズ”を同時に実現するホテルブランドとなっている。
「プリンス スマート イン」が目指すのは「地域の観光大使」だ。ICTを活用し、その地域の魅力を利用者に発信するとともに、地域と宿泊客、そして宿泊客同士をつないでいく。
「プリンス スマート イン 熱海」では地元の商工会等と提携し、ホテルロビーに設置されたマップ型デジタルサイネージで熱海の最新グルメ情報や観光情報の他、地元ならではの知る人ぞ知るおすすめスポットを紹介する。
また、宿泊客からの情報も反映させることができるため、利用者同士の情報交換やコミュニケーションのツールとしても利用できる。
■人を介さないスマートなサービスの数々
予約はアプリ内からでき、アプリ内では1泊ごとにスタンプを貯めることが可能。10スタンプで1泊無料のサービスとなる。
チェックイン前の宿泊客の荷物はフロントで預けるのではなく、宿泊客自身でロビーのロッカーに二次元コードをかざして利用する。ロッカーは到着時からチェックアウト時まで利用できる。
ロビーの自動チェックイン機を利用する事で、ホテルスタッフと対面することなく、宿泊客自身でのスムーズなチェックインが可能だ。
このようなサービスが今後のホテルの標準となるだろう。「プリンス スマート イン」ブランドの今後の展開に期待したい。
URL:https://www.princehotels.co.jp/psi/atami/
(GINGA)