企業の「まさに今」の状況をリアルタイムで伝える、新たな公式サイトの考え方が提案された。
■オフィシャルWEBサイトをリニューアル
企業が実績や仕事内容をWEBサイトで紹介する場合、プロジェクト完了後に「成果」としてアップロードするのが一般的だ。
どのような実績・成果があるのかが明確に伝わるので、このスタイルを採用するのは当然だと言える。
しかし、コクヨの発想は違っていた。
コクヨ「ワークスタイル研究所」が取り組む活動や成果等を、リアルタイムでユーザーに紹介するべくオフィシャルWEBサイトを、3月17日(水)にリニューアルした。
■ガントチャート形式でリアルタイムに可視化
リニューアルしたオフィシャルWEBサイトでは、ワークスタイル研究所が現在進行形で携わっているプロジェクトの動態をガントチャート形式でそのまま可視化。
各プロジェクトがどのような活動であり、現在どのフェーズにあるのかなどが見えるサイトになっている。
メディア露出や、イベント開催情報などのリリース情報も、ひとつの「プロジェクト」として発信。この他にも、研究員自身が日常的に考えていることや、参考になった外部の研究的知見などもシェアしていく予定だという。
達成した「成果」を公開する従来のオフィシャルWEBサイトが「静」ならば、リニューアルしたワークスタイル研究所のオフィシャルWEBサイトは、まさに「動」。変わりゆく状況をリアルタイムで捉えることができるので、サイトを訪れる回数も増えそうだ。
新たな発想でサイトをリニューアルしたスタッフを紹介しよう。
アートディレクション/ウェブデザイン:株式会社セミトランスペアレント・デザイン
企画/編集:伊藤総研株式会社
ロゴデザイン/グラフィック:YOHAK DESIGN STUDIO
企業が取り組むプロジェクトに対してユーザーの興味をより喚起するために、この方向性が一般的になっていくかもしれない。
コクヨ「ワークスタイル研究所」:https://workstyle-research.com/
(富田格)