タクシーの車窓に広告を映し出す「THE TOKYO MOBILITY GALLERY Canvas」

タクシーの車窓が新しいスクリーンとなる時代。

■コンセプトは「東京に新たなギャラリーを」

東京都内最大級のモビリティメディア「THE TOKYO TAXI VISION GROWTH」を運営するニューステクノロジーは、タクシーアプリ「S.RIDE」等を展開するソニーグループのS.RIDEと合同で、国内初となる車窓モビリティサイネージサービス「THE TOKYO MOBILITY GALLERY Canvas」を6月より開始する。

ニューステクノロジーとS.RIDEは、2019年4月よりアプリでの配車からデジタルサイネージ、降車時におけるアプリ決済などを通じてタクシー産業のDXを推進してきた。

今回新たに提供する「Canvas」は、「東京に新たなギャラリーを」をコンセプトに、都内を走行するタクシー車両の空車時間を活用して、サイドガラスに広告を映し出す国内初の車窓モビリティサイネージサービス。サイドガラスには、ガラス製透明スクリーン「グラシーン」を搭載している。

映像を投影していない時は透明な窓ガラスだが、投影時はクリアな広告を映し出すことができる。車窓モビリティサイネージサービスにおいて「グラシーン」の導入は日本初となる。

■将来的には場所や時間に最適化した広告を表示

「Canvas」は、まず都内を走行するJPN TAXI 100台で運用を開始する。その後段階的に対象車両を増やし、S.RIDE加盟のタクシー事業社が保有するJPN TAXI全てに搭載していく。


将来的には従来の屋外広告の枠を超え、タクシー配車アプリ「S.RIDE」で取得した位置情報などのデータと連携し、ロケーションや時間帯に最適化した広告やその他情報を表示できるよう開発を進めていく。

移動するギャラリーが増加すれば、東京の街並みも変わっていくだろう。

(TF)