日本の伝統工芸により織られた至高のネクタイが、100本限定で発売される。その素晴らしい技術の魅力を手にしてみよう。
博多織織元OKANOは、伝統の技がつまったこだわりのネクタイ「経錦六彩(けいきんろくさい)」を限定発売。
コロナの影響で衰退に拍車がかかった日本の伝統工芸品の魅力を伝えるために、雑誌Penとコラボレーションで制作した至高の一本だ。
経錦六彩は、博多織の伝統的な技術を活かし世に送り出した、他では手に入れることのできないネクタイ。780年の歴史をもつ博多織は「経錦(たてにしき)」と呼ばれる経糸を主として使って色や柄を表現する、世界でも稀有な織物として知られている。
■「経錦六彩」の特徴とは
・贅沢な糸づかいで奥行きのある色みを表現
通常経糸は1色づかいだが、「経錦六彩」は微妙に異なる6色の糸を贅沢に使用し、上品な艶感と奥行きのある色みを表現。
使用する最高品質の6Aランクの絹糸は、通常の10倍以上の撚りをかけているため、伸縮性が高い上、摩擦にも強く、生地が毛羽立ちにくくなる。
・未来永劫続く繁栄を願う紋様
「経錦六彩」は、限りなく無地に見える市松紋様を織り込んでおり、この細かい紋様が入ることで、見る角度や光の加減による見た目の色に変化を生じさせる。
この市松紋様には、上下左右に途切れずに続くため、永遠や発展、拡大の意味があり、さらに五つと四つの市松を組み合わせてデザインすることで「いつ(五) の世(四)まで繁栄する」という祈りが込められている。
・Made In Japanのものづくり
一般流通しているネクタイはほとんどが機械縫製だが、「経錦六彩」は職人が一本一本丁寧に手縫製している。ふっくらとした優しい仕上がりは、胸元に高級感と自信を与え、1ランクアップした姿に仕上げてくれる。
【経錦六彩】
価格:25,300円(税込)
色展開:青・赤
サイズ:ネクタイ剣幅 約8cm、全長 約14cm
オリジナル桐箱入り
■ネクタイ「経錦六彩」誕生の背景
OKANOは、1897年創業の老舗で、伝統的工芸品・博多織の系譜を受け継ぐ織元として、長年着物などを製作。しかし、伝統織物を未来へ継承するためには着物だけでは難しいと考え、いち早く日常的に身につける「ネクタイ」の開発を行ってきたという。OKANOには、ネクタイを織る専用の織機はない。このため、職人が着物や帯を織る機を独自に改造し、世界に1台の機を作り上げた。
そして、2019年に日本で開催された「G20福岡財務大臣・中央銀行総裁会議」では、各国から集まった大臣へ贈る記念品として、OKANOが博多織でつくったネクタイが選ばれるなど、既に多くの実績を誇る。
桐箱に入っているので、ギフトとしても最適。伝統工芸による思考の1本を身につけよう。
URL:https://www.penokanojapanesetie.com
OKANOオンラインショップ:https://okano.official.ec/
(田原昌)