緊急ライブ配信!芥川賞作家と敏腕編集者が語る「短編小説の書き方」講座

SNSにより文章を書くことが日常になっている今、呟きから小説へと創作活動を広げてみるのはいかがだろう。

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■「青春は、140字じゃ終わらない」

「いざ、小説を書くぞ」

と決意しても、最初の一文を書き始めるのはとても困難なことだ。書き始めるヒントが、きっかけが欲しい、という方に最適なオンライン創作講座が開催される。

芥川賞作家の三田誠広氏と、新潮社編集部の佐藤誠一郎氏が登壇する、武蔵野大学文学部・武蔵野文学館主催のオンライン創作講座「短編小説の書き方」だ。

この講座は、「青春は、140字じゃ終わらない」と感じている人たちを対象としているという。

■文学活動がより実りあるものになることを願って

2020年3月、武蔵野大学の文学部では、求められた自粛期間を自宅で書物を精読する時間と位置付け、新学期からオンライン授業を開始した。

それから約1年、全面開館を自粛してきた武蔵野文学館では、「緊急文学宣言 2021」を発表し、「むさしの学生小説コンクール」を開催することになった。 テーマは「学校 2021+」。

優秀作品は、新潮社から刊行される書籍として、書店店頭に並ぶそうだ。

今回の創作講座は、「むさしの学生小説コンクール」の開催に先立つ特別企画。小説を書いてみたいと考えているすべての方々を対象とし、その文学活動がより実りあるものになることを願って実現した。

このオンライン講座は二部構成になっている。

プログラム
【第一部】13:00~13:50 三田誠広氏(芥川賞作家) 「初心者のための短編小説の書き方」
【第二部】14:00~14:50 佐藤誠一郎氏(新潮社編集部) 「自分からいったん離れてみよう」

三田誠広氏

第一部の講師・三田誠広氏は、高校生の時に「Mの世界」で作家デビュー。早稲田大学文学部卒業後、「僕って何」で芥川賞を受賞。現在は武蔵野大学名誉教授でもある小説家。

第二部の講師・佐藤誠一郎氏は、東京大学文学部卒業後、新潮社に入社。「新潮ミステリー倶楽部」ほか3つの叢書を手がけ、「日本推理サスペンス大賞」を初め5つの文学新人賞を立ち上げた編集者。

書き手である小説家と、書籍の作り手である編集者、その2つの観点から創作のヒントを得られるまたとない機会。無料で参加できるので、小説を書きたいと考えている人は必聴のオンライン講座だ。

オンライン創作講座

開催日:2021 年 2 月 20 日(土)
参加費:無料(事前申込が必要です)
申込ページ:https://zoom.us/meeting/register/tJYvf-uuqD0oHtUf0RbQPZ057uaCk69_jbKk

(冨田格)