現代を代表する日本画家・東山魁夷の秋から冬を題材にした作品を鑑賞してみては。
東山魁夷館では、所蔵する東山魁夷作品の中から、秋から冬にかけた黄金色と青色が特徴の本制作品、奈良・大和を描いた連作、皇室の仕事などを展観。
■東山晩年の心象風景を描いた秀作と「ドイツ・オーストリアの旅」のスケッチなど
東山魁夷館開館30周年となる 2020年度、コレクション展第Ⅴ期では《白馬の森》、《静唱》など所蔵の「東山ブルー」を代表する本制作をはじめ、《行く秋》、《木枯らし舞う》、《夕紅》など、秋色に彩られた、東山晩年の心象風景を描いた秀作を展観する。
また、古都奈良を取材した連作「大和春秋」、普段目にすることがない皇室の仕事の習作や、ヨーロッパの古都を描いた「ドイツ・オーストリアの旅」のスケッチなども一堂に鑑賞できる。
■作品を考えた東山魁夷館の展示期間
東山魁夷館では、作品保護のため作品の年間展示期間を、およそ2か月としている。そのため2か月に1回、すべての作品の展示替えを行っている。また状態によっては展示しない場合もある。
広告やポスター、カレンダーなどで目にすることも多い東山魁夷の作品。幻想的な作品を直に鑑賞してみよう。
東山魁夷館 コレクション展第Ⅴ期
会期:11月26日(木)~2021年2月2日(火)
観覧料:大人 500円
会場:長野県信濃美術館 東山魁夷館
所在地:長野市箱清水1−4−4(善光寺東隣城山公園内)
展示構成:大和春秋 / 皇室の仕事 / ドイツ・オーストリアの旅
(MOCA.O)