ジョン・レノンの生誕80年、没後40年にあたる2020年。
彼の命日である12月8日に発売されたニューズウィークは、ジョンが遺した音楽・言葉・思想を振り返りつつ、世界にとって「ジョン・レノンなき40年」の意味を改めて考える内容となっている。
■古びることない「20世紀のアイコン」の思想
ニューズウィーク日本版12/15号表紙
12/15号は日本版未公開の過去記事と新たに編集した「2020年のジョン・レノン論」を中心に構成されている。
ピーター・バラカンによる追悼文、ジャズピアニスト・大江千里によるディスコグラフィーの解説、過去のジョンレノンインタビューなど見所は満載。
■過去と現在の視点からジョン・レノンを読み解く
主な内容は以下のとおり。
【追悼｜ジョン・レノンが僕たちを解放した】
保守的な空気が残るイギリスでジョンが若者世代に送った、「生意気でいいんだ」という暗黙のメッセージ／ピーター・バラカン
【暗殺｜ジョンが「神」になった日】
80歳まで生きようと語っていたヨーコとジョン その願いを断ち切った1980年12月8日の悪夢
【影響｜彼が残したもう1つの貴重なレガシー】
名声を「道具」にするという今では当たり前のモデルの先駆けに
【ディスコグラフィー｜ジョンが奏でた「ビートルズ後」の音色】
ビートルズが解散したその年から始まったジョン・レノンのソロ活動。凶弾に倒れるまでの10年間にリリースされたスタジオ録音のアルバム8枚をつぶさに見てみると、ミュージックシーンの中心に居続けようともがいたジョンの一面が見えてくる／大江千里（ジャズピアニスト）
【インタビュー｜「僕は裸の王様だった」】
暗殺の数カ月前にジョンが赤裸々に語った、家族とビールズと反戦と「ジョン・レノン」
【プロフィール｜オノ・ヨーコが歩いてきた40年】
前衛芸術家、ミュージシャン、平和活動家として87歳の今日まで精力的に活動し、注目を集め続けてきた
【回顧｜最強弁護士、窮地の2人を救う】
米政府が企てる国外退去措置に対抗するため雇われた私は、ジョンとヨーコの名前も知らなかった／リオン・ワイルズ（弁護士）
ミュージシャンという枠を超えて生きた、ジョン・レノンが残した遺産を振り返られる1冊だ。
■ニューズウィーク日本版 2020年12月15日号『ジョンのレガシー』
紙版 定価：480円（税込）｜デジタル版 定価：400円（税込）
ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト：https://bit.ly/2VPug3V
アマゾンで購入：https://amzn.to/39NhpHT
（TF）