男性は、妊娠・出産・妊活・産後うつなど、知っているようで知らないことも多い。女性の一生をサポートする健康情報サービス『ルナルナ』では、定期的に意識調査を実施。
今回は、2020年に妊活・妊娠・出産を経験した女性を対象に意識調査をした。そこで見えてきたのは、コロナ禍による影響やストレスだ。
妊娠中、新型コロナウイルス感染症の影響はあったかと訪ねると、「影響があった」68.9%と、7割近い人が何らかの影響を感じていた。
■新型コロナウイルスにより孤立化が心配
さらに、ネガティブな影響を複数回答であげてもらうと、「パパ・ママ学級」が中止になった72.4%、「妊婦健診などの通院時に、パートナーや家族の 付き添いができなくなった」71.4%、など。「パパ・ママ学級」は、新しい土地に引っ越してきた新米ママが、地元でのママ友を作るチャンスでもあるので、孤立化が心配だ。
また、出産時の新型コロナウイルスによる影響は、実に91.2%の人が「影響あり」との答え。産後の面会NGは約8割、立ち会い出産の中止は過半数など、心細い思いをした人も多いはずだ。
さらに、約9割が産後もコロナの影響を実感。なかでも育児ストレスが増長。「外出ができず育児によるストレスを余計に感じた」「自治体や民間の育児サポートを利用しづらくなった」など。
また、妊活を窮ししている人も7割近くに。
このコロナ禍で、周囲の人が感じる以上に、ストレスがかかっているのだ。産後うつで、自ら命を落とす人も少なくない。そんな悲しい選択をしないよう、ぜひとも温かい目で、周囲がサポートしていきたい。
(Takako.S)