ウィスキー愛好家は注目のニュースだ。
アイラ・シングルモルト・スコッチウイスキーブランド「ポートシャーロット」より、最高品質のオロロソ・シェリー樽熟成「ポートシャーロット OLC:01 2010」が7月6日より数量限定で発売される。
■ブルックラディ蒸留所
ヘブリディーズ諸島アイラ島の西海岸沿い、1881年に設立された当時のままの伝統的な蒸留設備と革新的なウイスキーづくりが見事に融合した蒸留所。
ブルックラディのウイスキーには蒸留所の信念が語られている。それは、ウイスキーは信頼性を持つべきだ、という考えだ。どこで蒸留され、どこで熟成されたのか。テロワールはそれがつくられた土地や原材料の大麦や水について語り、人の魂がスピリッツに命を与えるのだと信じている。
そして、ピートの焚き込みの強さによって3つのブランドを造り分けているユニークさが特徴。ノンピートの「ブルックラディ」、ヘビリーピーテッドの「ポートシャーロット」、スーパーヘビリー・ピーテッドの「オクトモア」があり、個性的な風味とパッケージでウイスキー愛好家に支持されている。
ブルックラディ蒸留所は、麦・樽・時間(熟成年数)の3つの探求を軸に実験的な試みを行っている。
「ポートシャーロット OLC:01 2010」は、ヘビリーピーテッドのシングルモルトウイスキーをバーボン、ヴァン・ドゥ・ナチュレル(酒精強化ワイン)、シラーの樽で初期熟成したのちにブレンドし、最高品質のオロロソ・シェリーのホグスヘッド樽で18ヶ月熟成。ブルックラディ蒸留所は長年の信頼関係から、スペインのへレスで国内外のシェリー愛好家から高い評価を受けるシェリーボデガ(醸造所)「フェルナンド・デ・カスティーリャ」の樽を確保。「ウイスキーのために作られたシェリー樽」ではない、本物の長期熟成シェリーの生産に使用された樽だけを使用している。
通常シェリーの熟成に使用されるバット樽は約500L容量の大型の樽だが、ホグスヘッドは約225Lという半分ほどの大きさ。そのため18か月間という後熟期間でも、複雑な酒質を誇るポートシャーロットに十分に芳醇なシェリーのニュアンスをもたらしている。
ポートシャーロット OLC:01 2010
アルコール度数/容量:55.1度/700ml
希望小売価格(本体):12,000円
色調:秋を思わせる色合い、マホガニー、アンバー
味わい:スモーキー、イチジクのようなフルーティーな甘さ
大人の男なら、お気に入りのシングルモルトは手元においておきたいものだ。
レミー コアントロー ジャパン:https://rcjkk.com/bruichladdich/
(冨田格)