農産物の自動収穫ロボットによる収穫&生産販売へ

ついにここまでAIの精度が高まった!地方発のスマート農業ベンチャーAGRISTがAIを活用した農産物の自動収穫ロボットを開発。2019年11月10日にスマート農業のコワーキングスペース「新富アグリバレー」にて「スマート農業サミット in 宮崎」が開催され、ピーマンの自動収穫ロボットの実演を実施。100%の精度を実証した。

農林水産省が発表した「平成30年 農業構造動態調査報告書」によれば、2015年に約150万人いたとされる農業人口が、10年後の2030年には約半数となる約75万人にまで減少すると言われている。そんな中、期待されているのがAIロボット。

今回開発したロボットは、地元のピーマン農家への調査の結果、農家が本当に使えるものをつくるため「安価でシンプルなロボット」を追求。農家にとって最も大きな解題となっている「収穫の際の人手不足」を解決することに特化したロボットになっている。

2020年の1月からは、宮崎県新富町の農家が実際にピーマンを栽培する施設園芸場での運用を開始し、データ分析や耐久性の改善を行いながら、2020年4月以降に生産販売を開始する予定だ。

今後は、ピーマン以外の農作物にも応用できることを期待したい。

(Takako.S)