躍動感あるアフリカの動物たちをジュエリーで再現!ショーメのブローチが美しい

美しいジュエリーは、見る人の心を捉えて離さない至高の作品。

パリ発のハイジュエリーブランド、ショーメの「レ モンド ドゥ ショーメ」コレクション トレゾール ダフリック エスピエグルリ ブローチから、ライオン・ゾウ・フラミンゴ・キリン・サルとシマウマが日本に再登場した。

ケニア人アーティスト、エヴァン・ムブグァ氏によってデザインされたブローチは、アフリカの動物たちの躍動感ある瞬間を切り取ったカラフルで遊び心のあるデザイン。

エスピエグルリ ブローチ ライオンは、昼寝から目覚めて伸びをする気だるいライオンを描いている。

ショーメのゴールド細工の伝統に沿って、ライオンの顔はポリッシュされたゴールドで作られているのが特徴。

長さの異なるスピガチェーンで作られたたてがみが、まるで本物のように立体的で動きのある美しい作品だ。

1粒のペアシェイプダイヤモンドがライオンの尾の先にセットされており、ハイエンドな輝きを加えている。

エスピエグルリ ブローチ エレファントは、パーティーに招待されたゾウが花束を持って登場するシーンを描いた作品。

ピンクオパールの立体的な彫刻が作品にボリュームを与えている。

彫刻は生きたままのゾウのしわや皮膚の質感までも細かに表現するために、多くの時間を費やして施されたものだ。

つややかにポリッシュされたピンクオパール、パヴェセットされた花束、そしてホワイトゴールドで作られた牙との質感のコントラストがアクセントに。

花束の部分はわずかに可動し、風に揺れるような優雅な動きを作品に与えている。

エスピエグルリ ブローチ フラミンゴは、2匹のフラミンゴが首をからめてハートの形を作っている姿を描いた作品。

フラミンゴの首はブラッシュ仕上げのピンクゴールドで、軽やかさと写実的な要素を作品に与えているのに対し、イエローゴールドの脚は、ポリッシュ仕上げ。この美しい対比により、ショーメのゴールド細工における異なる仕上げのテクニックを堪能できる。

さらに、スノウセッティングされたブリリアントカットのシャンパンカラーダイヤモンドが羽のふわりとした質感を表現。

オニキスを用いたくちばしやホワイトアゲートを用いた体の部分などはストーンの質感を生かした彫刻が施され、枠に完璧に合うようにカットされている。

ブローチ下部の色とりどりの石に見立てたカボションカットのストーンが、まるで重なり合っているような3D効果を与えた逸品だ。

エスピエグルリ ブローチ キリンは、キリンが雲よりも高く首を伸ばしている姿をイメージ。

ロッククリスタルのカービングがスレンダーなキリンの体とふっくらとした雲のテクスチャーの違いを見事に表現している。

キリンのカラフルな体の模様は、グランフーエナメルというテクニックで表現。

これは、グランフー(直訳すると「偉大な炎」)という名の通り大変高度なエナメルのテクニックで、ウォッチに使用されてきた技術だ。

時計の文字盤装飾の中でも最も難しく、高い耐久性をもつといわれているのがグランフーエナメル。ショーメはスイスが誇る最高のエナメルの技術者とコラボレーションし、この作品を作り上げた。

エスピエグルリ ブローチ サルとシマウマは、バナナを見つけたサルがシマウマに飛び乗って、自分ともども運んでもらう様子を描いたもの。

このサルは、イエローゴールドにイエローサファイアをキューレットを上にして上下逆にセットしており、サルの毛のふわふわとした質感を表現している。

顔はブラックロジウム仕上げ、バナナはポリッシュ仕上げのイエローゴールドで細工され、体の部分との質感のコントラストを楽しめる。

1つの作品の中で様々なテクニックを施すというショーメの技術を駆使した作品だ。

シマウマのたてがみや尾はオニキスで表現し、リアルな立体感をプラス。

シマウマの縞模様にはピンクサファイアをセットし、黒い部分と緑の部分はグランフ―エナメルで表現することで、アフリカの自然界の躍動感を色鮮やかに表現している。

作品の詳細についてはお近くのショーメ ブティックまでお問い合わせを。

想像力を掻き立てる美しいジュエリーは必見だ。

WEBサイト:http://www.chaumet.com/jp

(Yuko Ogawa)