SDGs(持続可能な開発目標)やサスティナブルといったキーワードがあちこちで聞かれるようになった昨今。
公益財団法人世界自然保護基金ジャパンが、年末年始のホリデーシーズンに向け、人にも地球にも優しい「グリーンホリデー」な10のアイディアを提案している。
年末年始のホリデーシーズンは、大切な方へ贈り物をしたり、カードを送ったり、自宅で料理をする機会が増える機会が多いもの。
しかし、楽しいホリデーシーズンの背景には残念ながら無視できない事実もある。
例えば、クリスマスの前夜にサンタクロースのソリを引き、プレゼントを運ぶ姿で知られるトナカイ。
かつて480万頭と推定された個体数は2015年には289万頭まで減少し、2016年に初めて絶滅危惧種に指定された。
■原因の1つとして指摘されているのは地球温暖化
また、年間の海への流出量が800万トンをこえるといわれているプラスチック。
プラスチック製のクリスマスツリーは、生木のクリスマスツリーを毎年買うことより、20年間も繰り返し使い続けなければ、その製造や運搬に関わる環境負荷が大きいということが明らかになった。
人々の消費も増加し環境への負荷も増えるこの時期、WWFジャパンは、大切な人に贈りたい、人にも地球環境にも優しい「グリーンホリデー」な10のアイディアを提案。
年末年始のこの時期を、大切な人たちと一緒に環境問題と自分との関係を見直す機会にしてみてはいかがだろう?
「グリーンホリデー」な10のアイディア
- プレゼントは必ずしも「もの」である必要はないと思いませんか?体験型の楽しいレジャーを楽しんでみましょう。
- お出かけには、地球温暖化の主因となるCO2の排出が少ない公共交通機関やソリを利用しましょう。
- カードはFSCマーク付きのカードや、Eカードで送りましょう。
- スペシャルなお料理には、海のエコラベルMSCやASCマークがついた食材や、地産地消の食材を使いましょう。
- 地球からの恵みに感謝して、お料理は出来るだけ残さずにいただきましょう。
- ミツロウキャンドルで地球にも優しいあかりを灯しましょう。
- ホームデコレーションはLEDライトでライトアップしたり、季節の自然の素材で飾りつけましょう。
- 暖房の温度設定を18℃に!肌寒かったら重ね着をすれば、環境にもお財布にも優しいですね。
- 使い捨てプラスチックの使用を止めて、長く繰り返し使えるものに替えましょう。
- 年末年始のホリデーシーズンをぜひ環境問題と自分との関係を見直す機会にしてみましょう
環境や人のことをきちんと考えたアイテムを厳選してしているWWFの通販「パンダショップ」もぜひチェックしてみてほしい。
(Yuko Ogawa)