ミュンヘンらしさが楽しめる!朝イチに訪れたい市場

観光客の多い街は、朝イチで動き回ると落ち着いて楽しめることが多い。

常に観光客で賑わっているミュンヘンも、朝イチで巡ってみた。

この季節はきっとクリスマス一色になっている思われる、ミュンヘンのオススメ市場が「Viktualienmarkt(ヴィクトアーリエン市場)」だ。ここは日曜日以外は基本的に開いている市場で、生鮮食品や花、お土産にできるものやイートイン可能なお店もある。

市場というのは、その地域の名産品がわかる上にやりとりがとても楽しいので是非足を運んでもらいたい。

さて、朝イチで訪れた市場は、まだ準備中の店も多い。その中でも八百屋は朝が早いらしい。

日本では見たことのないような野菜や、ドイツらしい「こんなにも種類があるのか!」と驚かされるジャガイモの山。ドイツ人はとにかくジャガイモが好きで、ジャガイモ料理の種類も多い。

また、よく見ると「Shii-take(椎茸)」や「Satuma(薩摩)」と書かれた柑橘系の果物、今やヨーロッパ全土で流行っているカボチャ「Hokkaido(北海道)」という文字も見かけるので探してみて欲しい。

大きさはだいぶ違うが、「Fuji(ふじりんご)」などもあり、いつの間にか伝わっている日本の物が、意外なところで見つかって驚かされる。

そして秋から冬にかけて多いのが、きのこ類。店先にどっさりと山のように積み上げられていて、種類によって分けられているものも、面倒だからミックスされているものまでがある。

探すとトリュフが別売りされている事もあるので、旬の季節には人気商品だ。

この市場ではイートインやテイクアウトも人気。肉屋でパンにハムなどを挟んでもらって、お手軽なサンドイッチを食べるのもよし、好きなシーフードでがっつり食べるのもよし。

今回は朝イチだったので目を覚まそうと、果物屋さんでスムージーを頂いた。新鮮な果物をその場でジューサーにかけてサーブしてくれる。身体が元気になる美味しさだった。

朝イチだと空いているので、店主たちと話をすることもできて楽しい。旅行中の身体には堪えるかもしれないが、朝の散歩も兼ねて街を歩くのをオススメしたい。

(田原昌)