スイスの時計マニュファクチュールブランドであるユリス・ナルダンは、楕円形の高級スピーカーで高音質オーディオに革命をもたらしているフランス企業デビアレとのコラボレーションにより、世界限定85本のストライキングウォッチを製作した。
創業当初から自分たちの製品を世界に広めるという熱意に駆り立てられてきた2ブランド、ユリス・ナルダンとデビアレ。
今回、互いの研究開発部門の強みを活かし協力して生み出したのが、音響性能と音質が優れたストライキングウォッチ「アワーストライカー ファントム」だ。時計製造産業において比類がない、ユニークなサウンド体験ができるタイムピース(時計)である。
ストライキングウォッチとは、まだ照明が普及していない時代に暗闇で毎正時に時を知るために音を鳴らすという目的のもと誕生したもの。1980年代以降、ユリス・ナルダンはこのような時計を蘇らせた初めての時計メーカーの一つで、今回、160件以上の特許技術により世界最先端の「フランス製」サウンドシステムを提供しているデビアレとコラボレーションし、デビアレのエンジニアや歪み現象の専門家がユリス・ナルダンの音専門の時計職人と緊密に協力。
全体にポリッシュ仕上げを施した43mmチタン製ケースを施すことで音を増幅させ、85デシベルという時計製造の世界において他に類を見ない大音量で音を響かせるストライキングウォッチ「アワーストライカー ファントム」。任意の操作により毎正時と30分の時を告げ、時を聴かせてくれる。
■本物の楽器の音の感動を味わえる
また、ユリス・ナルダンのCEOを務めるパトリック・プルニエによると、デビアレの創業者の一人であるエマニュエル・ナルダンは、ユリス・ナルダン一族の子孫だという。運命的なコラボレーションによって生み出された、愛好家への究極サウンドがここに実現したのだ。
「デビアレ製品が、アーティストが目の前にいるかのような印象をリスナーに与えるとしたら、ユリス・ナルダンのこの新しいストライキングウォッチは、本物の楽器の音の感動を与える。」と、パトリック・プルニエは述べている。
現代的な印象のウォッチフェイスは、小さいながらも独特なローズゴールドカラーの針が、海軍のコンパスのように1列で時計回りに並んでおり、3時位置の小さなローズゴールドの丸は、ストライキング機構の作動/停止(ON/OFFボタン)で現れたり消えたりする。
本商品は達成した85デシベルに合わせ、世界限定85本生産となっている。予価840万円(税抜)のストライキングウォッチ「アワーストライカー ファントム」をチェックしてみてはいかが。