秋の味覚の一つである梨。

台風15号で落下した梨を使用し、サンクトガーレンではビール『和梨のヴァイツェン』を、2019年10月4日（金）より発売する。

■台風の被害を受けた梨を救え
「今回の台風で収穫直前の梨が沢山落下してしまった。何かに使えないだろうか」とJAから相談を受け、急遽その梨の買い取りと、ビールの製造を決定。

使用しているのは神奈川県小田原市の落下梨で、豊水・幸水・菊水など合計約350kgだ。

■瑞々しくフルーティーなビール
小麦麦芽を主原料としたフルーティーなヴァイツェンというビールをベースに、細切れにした梨、ペーストに加工した梨、ジュースに加工した梨をそれぞれ加えた。

ヴァイツェンを製造する際に使用するヴァイツェン酵母には、もともと梨や桃に例えられる甘い香りがある。そこに本物の梨を合わせて使用することで、瑞々しくフルーティーなビールに仕上げた。アルコールは5％。

■「横浜オクトーバーフェスト」で飲もう
このビールは、2019年10月4日（金）～20日（日）に、横浜赤レンガ倉庫で開催される「横浜オクトーバーフェスト」のサンクトガーレンブースで販売する。

300ml中グラスで800円、500ml大グラス1,100円で提供。

■“訳あり”果物を活用したフルーツビール
サンクトガーレンでは梨の他にオレンジやリンゴ、桃などを使ったビールを製造している。いずれも使っているのは、外観などに難がある“訳あり”果実だ。

サンクトガーレンのフルーツビールは、香料などに頼らず果実本来の香りや味わいを引き出すため、果物をたっぷり贅沢に使う。訳あり果物の利用は、農家にとっては売り物にならない果物が売れてハッピー、サンクトガーレンにとっては安く果物を譲ってもらえてハッピーという、Win-Winの関係なのだ。

■サンクトガーレンについて
日本で地ビールが解禁する以前より、アメリカで小規模ビールの製造販売を行っていた“元祖地ビール屋”。サンクトガーレンが造るビールは、大手で主流の“ラガー”とは製法も味わいも対極の“エール”一貫主義。国内外のコンテストで数々の受賞を誇る。

香りの良い、秋の味わいをビールで楽しもう！

URL：「和梨のヴァイツェン」

（田原昌）