タピオカの急激な人気によって、台湾が注目されている今日この頃。
代々木公園で「台湾フェスタ2019」が2019年7月27日と28日に開催されていたので、行ってきた。
「台湾フェスタ」が開催されるのは、今回で4回目。第1回目が開催されたのは2016年であり、それから毎年開催されているイベントだ。
そもそものスタートは、東日本大震災の時に台湾の人々から200億円を超えるという義援金が送られ、それに対して感謝の気持ちを込めて開催を決定したのだとか(※台湾フェスタ資料による)。日本と台湾、お互いに困った時に助け合うという友好の心が、このイベントには込められているのだ。
さて、場所はオリンピック建設で工事中の代々木体育館のすぐ隣、代々木公園広場。朝のうちから賑やかな声が聞こえ、多くの人が続々と向かっているのですぐに分かる。
会場に着くと台湾国旗とうちわ、フェスタのパンフレットをもらった。今日は30度を超える暑さ、うちわがとてもありがたい。
会場はざっくりと分けて、ホテルや地方の観光局が集まっている観光系エリア、バナナや台湾の工芸品が売っている物販エリア、そして多くの人が目指すタピオカや台湾の屋台メシが買える食べ物エリアの3つ。
さらにその食べ物エリアに、今注目のタピオカドリンクの店が集まった「タピオカストリート」なるエリアができていた。ここが一番熱いのは言うまでもない。
台湾で有名な「夜市」でも体験できるように、台湾メシはテイクアウトしてベンチに座って食べるのが地元式。
こういったイベントにはぴったりで、ほろほろの肉と甘みがたまらない「魯肉飯(ルーローファン)」や、熱々に蒸したもち米が美味しい「粽(ちまき)」、そして日本人には馴染み深い「小籠包」まで揃っている。夜になれば、まさに夜市の雰囲気が味わえるのだろう。
せっかくなので「タピオカストリート」に挑戦。しかし、日本初上陸の店舗もあり、他の場所とは比べ物にならないほどの盛況ぶり!
「1時間半待ちです」という声もあちこちから聞かれ、暑い中で心は萎えてしまう。本当に、タピオカは大人気なのだ。
それでもやっとの思いで「台楽茶」のタピオカ抹茶ティーをゲット。
並んでいる時に見えるのだが、ここでは現場で生のタピオカを作っている。スタッフが白い生地をこね、薄く伸ばしてから成型機にセット。すると、パスタメーカーのように、コロコロと丸いタピオカが転がり出て来た!これを見ているだけでも楽しい。
そしてもちろん、出来立てのタピオカの弾力は今まで食べてきたものとは違い、ものすごい弾力。タピオカは弾力が好き!という人には是非試して欲しい逸品だ。(日本にも店舗あり)
台湾の台北は東京から約4時間、広島や福岡などからならわずか2時間半。近くて美味しいもの揃いの国は、これからも注目されそうだ。
来年の「台湾フェスタ」も心待ちにしたい。
(田原昌)