屋根の模様が特徴的な「Domkirche St.Stephan(シュテファン大聖堂)」や、きらびやかな「Hofburg(ホーフブルク宮殿)」、そして音楽好きは外せない「Wiener Staatsoper(ウィーン歌劇場)」「Musikverein Wien(ウィーン楽友協会」。
それらは中心部に集まっており、徒歩で巡ることが可能。そして、フットワークを軽くしてくれるのが、非常に立地の良い「HOTEL ROYAL(ホテル ロイヤル)」だった。
空港からSバーンに乗り、Wien Mitte(ウィーン ミッテ)駅で地下鉄のUバーンに乗り換える。2駅目が「Stephansplatz(シュテファンスプラッツ)」になるのだが、そこがホテルの最寄駅。
地下鉄から地上に上がると、目の前にシュテファン大聖堂がそびえ立っており、ホテルはそのすぐそばにあった。これで空港からトータルで30分程度。本当に便利である。
廊下のカーペットや壁がホテルのテーマカラーである深い赤色をしており、銀の装飾や古いウィーンを写した写真などが飾られていて、なんだか貴族の館のようなゴージャスな雰囲気である。
部屋に入ると、ハート形のタオルがベッドの上で歓迎してくれた。ホテルの写真が付いた、スイスの高級チョコレート・リンツはおもてなしの気持ちだ。
歴史を感じさせる、落ち着いた部屋の雰囲気がウィーンらしい。深い赤色をしたビロードのカーテンや、ウォルナットのような濃い色の木の家具。
煌びやかで豪華なホテルも良いかもしれないが、こうした落ち着いた雰囲気の方がリラックス出来るので、旅行中は疲れない。
場所はとにかく便利。ふらっと散歩に出かければ、すぐシュテファン大聖堂があるし、お土産なども買える店舗や素敵なカフェが並ぶKäntner Strasse(ケルントナー通り)もある。
そんな賑やかな通りの側にあって、静かなのはとてもありがたい。
さて、朝食ビュッフェの会場はホテルの1階、イタリア料理のレストランになる。
ハムやチーズ、果物はもちろん、パンの種類も多いのがウィーン。オーストリアの家庭風ケーキも置いてあるので、ちょっと試してみるのにはいいかも。
国立歌劇場が近いせいもあって、レストランの壁にはオペラ歌手や音楽家の写真がずらり。
たまたま自分が座った場所には、あの三大テノールとして知られるパヴァロッティ(Luciano Pavarotti)の写真が飾られていた。
ウィーン市内は徒歩で回れる名所が多い。慣れていない場合は特に、地下鉄駅も市電も近い、利便性の高いホテルがオススメだ。
(田原昌)