外食産業でプラスチック製ストローの提供をやめる動きが加速する昨今。
木造注文住宅を手がけるアキュラホームは、5月11日、12日に日本で初めて開催されたG20の新潟農業大臣会合(新潟・朱鷺メッセ)で、世界初・木製ストローAQURAS(アキュラス)を提供した。
■一本のストローから、持続可能な社会の実現へ
木製ストローAQURAS(アキュラス)は、間伐材を含む国産材を薄くスライスし、ストロー状に巻き上げたもの。この手法によるストローの開発や量産化は、世界初の取り組みだ。
今回、「持続可能な社会のしくみづくり」の糸口となる取り組みとしてAQURASが評価され、会合内のレセプションで採用された。
レセプションで実際に各国からの要人に使っていただくことにより、日本の文化・ものづくりの技術力、またそれを支える情熱と繊細さを広く世界に伝えた。
■木製ストローAQURASの効果と特徴
《効果》プラスチックストローの削減につながる。間伐材を含む国産材の新たな活用の提案になる。CO2削減につながる(軽量のため輸送面で削減・焼却面で削減)。森林保全につながるため、減災につながる。木は再生可能資源であり、木を使うことで持続的な循環型社会を生む。
《特徴》木目が斜めに現れており、高級感がある。木そのものの素材を感じられる。長さや太さ、樹種の変更が容易で、汎用性に優れている。
■当たりが柔らかく、美味しい
同日5月11日、12日に日比谷公園で開催された「第29回みどりの感謝祭」で、木のストローを作るワークショップを実施。
子供から大人まで多くの方が参加し、“いい匂いがする”、“このストローで子供に飲み物を飲ませたい”などの感想が寄せられた。
水の飲み比べを実験したところ、80%以上の人が、木製ストローを通して飲んだ方が、当たりが柔らかく、美味しく感じると回答した。
プラスチックの消費を減らすことに加え、木を活かし守ることにもつながるプラスチックに代わる木製のストロー。広く世の中に普及してほしい。
アキュラホーム 木製ストローホームページ:https://www.thewoodstraw.com/
(MOCA.O)