【画像特集】フォルクスワーゲンがコンパクトSUVコンセプトカー「T-ROC」発表

フォルクスワーゲンは、第84回ジュネーブモーターショーで「ゴルフ」をベースにしたSUVコンセプトモデル「T-ROC」を発表した。DB2014AU00254_small
「T-ROC」は、「クロスクーペ」「クロスブルー」「タイグン」と、ここ数年発表されてきたSUVコンセプトカーと同様、近い将来のフォルクスワーゲンのSUVモデルを示唆するコンセプトカー。
ベースとなっているのはフォルクスワーゲン・グループの新世代プラットフォーム、モジュラートランスバースマトリックス(MQB)プラットフォーム。ボディサイズは全長4,179mm、全幅1,831mm、全高は1,501mm、ホイールベースは2,595mm。
「ゴルフGTD」(日本未導入モデル)にも搭載されている2.0TDI直噴ディーゼルターボエンジンは184PS[135kW]を発生し、最大トルク380Nmによって0-100km/h加速は6.9秒を実現。
トランスミッションは7速DSGを採用し、そのパワーを4輪駆動システム「4MOTION」に伝える。
最新世代のハルデックス カップリングを備える「4MOTION」は、「ストリート」「オフロード」「スノー」の3つの動向モードを選択することが可能。選択したモードにより、サスペンション、エンジン、トランスミッション、ABS等の制御が変わる。

大きなハニカム型の開口部で構成される3Dラジエーターグリル。両サイドのLEDヘッドライトに向かって狭まっていくデザインはエクステリアの特徴の一つ。また、前後バンパー内の丸型ライトモジュールにはLEDフォグランプに加え、スポットライト機能を備えたLEDライトと可動式カメラが設置される。これにより「オフロード」モードを選択すると路面状況を確認することができる。DB2014AU00265_small2さらに2分割の脱着式ルーフはトランクに収納が可能。開放感の高いオープンSUVにもなる。
インテリアでは、up!やザ・ビートル等の市販モデルと同様に、ボディカラーで塗装された水平基調のダッシュパッドが目を引く。また、メーターパネルには12.3インチのカラーディスプレイを採用。選択した走行モードによりディスプレイに表示される情報が変わる。

今後フォルクスワーゲンは「トゥアレグ」「ティグアン」に続くモデルを発売し、SUVモデルラインナップを拡充する方針とのこと。