雨の時、ちょっとした強風で傘がポキッと折れてしまう経験をした人は多いだろう。
「ポキッと折れるんです®︎」は、世の中から傘のゴミをなくし、環境を守る事を目的として開発されたもの。突風や強風時に、風速15mで傘骨(親骨)があえて「ポキッと」折れ、一旦閉じて開けば元通りになる特殊構造により特許を取得。
壊れず何度も繰り返し使えることから、傘のポイ捨て防止につながる環境にやさしい傘だ。
また、必要以上に踏ん張ることで風にあおられて転倒したり飛ばされる心配がないので、小さい子どもや年配の方でも安心・安全に使うことができる。
2017年6月より、全国の郵便局を中心に東急ハンズ・ヨドバシカメラ・ビックカメラ・SEIYUなどで正式販売を開始。累計販売本数は22 ヶ月間で約25万本を記録した(2019年4月現在)。
また、環境に配慮している観点から、“社会課題を起点としたビジネス創出”をテーマとする新しいビジネス・アワード「グリーン・オーシャン大賞」中堅・中小企業部門の銀賞も2017年に受賞。
現在は、「ポキッと折れるんです®」にレトロで力強い明治時代の文字を傘布に敷き詰めた「晴耕雨読傘」をクラウドファンディング にエントリー(https://camp-fire.jp/projects/view/140668)。全6,355文字の漢字仮名を一本の傘に配置し、メディアでも話題になっている。
現在、日本の1年間あたりの傘の消費本数は約1億3,000万本と言われており、その半数はビニール傘。ビニール傘は“使い捨て”感覚で使用されるケースが多く、ゴミとして換算すると、17,225トン。25mプール約163杯分の重量に相当する。
使い捨てから一生モノへ。身近なものから見直していきたい。
(Takako.S)
「ポキッと折れるんです®︎」「ポキッと折れるんです®︎ KIDS」 http://www.pokkit-kasa.com