冷えた時に飲むと、心も身体も温まるのがホットチョコレート。ヨーロッパではスタンドなどで買い求め、身体を温めている姿がよく見られる。
今回ご紹介したいのは、チェコの首都・プラハにあるチョコレート専門店。
「チョコレートはベルギーだけではない!」と主張するチェコの、美味しいチョコレートを味わってみよう。
プラハの観光のメインである「旧市庁舎」から「カレル橋」へと向かう途中、横道にそれたところに「CHOCO CAFÉ〜rodinná čokoládovna(チョコカフェ)」がある。
店内に入ると、チョコレートの香りがお出迎え。甘ったるくない、カカオの香ばしく深い香りだ。
ずらりと並んださまざまなデザインの椅子とテーブル、ソファがあり、どこに座るか考えるだけで楽しくなる。チョコレートドリンクでまったりしたいなら壁側に並ぶソファ、ケーキなどを食べるなら普通の椅子がおすすめ。
壁にはチョコレートを飾ってきた、おしゃれな包み紙が展示され、アンティークな雰囲気がプラハという街に似合う。
ケーキなどもあるが、ここは看板商品のホットチョコレートをいただく。メニューにはぎっしりとホットチョコレートの種類が並んでいるので、じっくりと悩もう。
基本はカカオ72%のダークチョコ。これにフルーツや甘くないクリーム、アルコールなどを加えていく。寒い時はアマレットやラム、ウィスキー入りを頼みたい。
72%では苦いという人には、39%のミルクチョコレートやホワイトチョコレートもあり、また砂糖抜きのものもある。とにかく種類が多い。
フルーツ入りのホットチョコレートというのが珍しかったので、いちごとバナナ&ウィスキーを注文。
濃厚なチョコレートにたっぷりのクリーム、そしてカップの壁面にきれいに並んだフルーツ。見た目にも楽しいホットチョコレートは、意外にも甘くなくて大人テイスト。
ちなみにお酒に強いチェコのお店なので、アルコール入りのホットチョコレートはかなり強い。もちろん、芯から温まる。
夏ならコールドもあり、一年中楽しめるチョコレートショップ。お土産にはぜひ、珍しい味のチョコレートバーをゲットしてから帰りたい。
(田原昌)