江戸の夏を盛り上げ、江戸っ子たちを虜にしてきた花火。
そんな江戸時代から伝わる顔見せの文化のように、世界最高峰の花火師が一堂に会する「東京花火大祭〜EDOMODE〜」がお台場海浜公園にて開催される。
■コンセプト
江戸と東京モードのフュージョン“EDOMODE(江戸モード)”。
世界に誇れる東京であり続けるため、東京湾での花火祭を通じ、伝統的な江戸文化と最先端の東京をフュージョンさせ、花火、芸術、芸能、音楽、技、食、テクノロジーといった多くの分野で、夏を彩る様々なコンテンツを発信する。
■出演花火師紹介
内閣総理大臣賞受賞クラスの日本を代表する花火師が集結。東京の花火大会でこのような花火師が集うのは初の試みだ。
1)紅屋青木煙火店~日本で初めて八重芯の割物を打ちあげた老舗
八重芯変化菊やヤシの木などオリジナルの様々な花火を開発し、「内閣総理大臣賞」を2度受賞するほか、全国各地の花火大会での優勝実績を持つ。
また日本の花火業界の技術向上や国内・国外へ日本の花火を発信する事を目的とする日本煙火芸術協会の会長に就任し、自社の発展のみならず、日本の「花火」という伝統文化財を育成することに 取り組んている。
2)マルゴー~玉の輝きは最上級、今最もノリにのっている業者
引田天功のステージ花火専属であり、プロ野球オールスターゲームなども担当している。
劇場型花火とも言われる場面展開の上手さ、高く打ちあがる勝負玉の数々宝石を散りばめたかのような独特の千輪、長く余韻を残す燃焼時間のコントロール打ち上げの絶妙なテンポが魅力。
3)イケブン~製造から演出まで花火の全てをプロデュースする、花火の総合商社
花火×音楽をシンクロさせる「デジタルスターマイン」を20年前から導入。最先端の花火シュミレーションソフトを使い、打ち上げシーンを事前にシュミレーションを行い、より満足できる演出を再現させている。
4)丸玉屋小勝煙火店~江戸時代から今も進化を続ける、花火ショーのパイオニア
江戸時代末期より代々火術師として伝えられた技を持って、鑑賞用花火の製造を始めた。戦後は日本の花火を海外へ輸出し、日本の花火の優秀性を認められた花火会社として発展。
昭和22年には、新憲法発布記念の花火大会を皇居前広場で実施し、戦後初めての大花火を打上げ、更に同年、伝統ある両国川開きの花火大会を当時のGHQより直接許可を得て打ち上げて戦後の日本花火再開の基礎を築く。
約90分の間に、音楽等の演出とともに約12,000発の花火が打ち上がる。歴史上初の歌舞伎と花火のコラボレーションや、子どもたちがデザインまたはプログラミングした“子ども花火”の打ち上げも予定。ラストには、日本で初めて複数の花火師が共同で制作する、特大花火が東京の夜空を彩る。
これは見逃せない一夜になりそうだ。
実施日程:2018年8月11日(土)※順延日12日(日)
開催場所:お台場海浜公園(有料エリア:お台場海浜公園内)
時間:開場16:00、打上19:10、終演20:30
打ち上げ数:最大5号玉、約12,000発
公式HP:http://tokyohanabi.jp/
(田原昌)