神戸の北野と言えば、異国情緒あふれる異人館が有名。しかし、魅力はそれだけではない。
新たにオープンする「PEANUTS HOTEL(ピーナッツ ホテル)」を始めとして、北野の魅力を見てみよう。
■北野の新名所「ピーナッツ ホテル」
2018年8月1日(水)オープン。
関西初進出のカフェ「PEANUTS Cafe」やレストラン「PEANUTS DINER」を併設し、テーマのあるフロアと、全18室すべて異なるコミックをコンセプトにしたデザインホテル。時代や世代を越えたピーナッツの世界が感じられる。
ホテルコンセプトは、“IT’S NICE TO HAVE A HOME WHERE YOUR GUESTS FEEL COMFORTABLE.”
(お客さんが居ごこちよく思ってくれるうちをもってるのはすてきだな)
URL:https://www.peanutshotel.jp/
© 2018 Peanuts Worldwide LLC
■ “世界一の朝食“が食べられるホテル
「神戸北野ホテル」で楽しめる朝食は、総支配人で総料理長の山口氏の師匠、ベルナール・ロワゾ―氏から公式に贈られた、スモール・ラグジュアリー・ホテル協会より「世界一」と賞賛されたヨーロピアンスタイルにこだわったもの。
URL:http://www.kobe-kitanohotel.co.jp/restaurant/dining/breakfast.html
■毎日地産のモノを手に取れる場所「 FARMSTAND (ファームスタンド)」
東遊園地(神戸市三宮)にて、土曜の朝に開催しているファーマーズマーケット。神戸市内の農水産物や美味しいものを中心に販売。
■「Myパン」を探しに北野へ
神戸港開港をきっかけに外国の文化が取り入れられ、その中で発展した文化の一つが「パン」。
その中でもオリジナリティあふれる多彩なパンがずらりと並ぶ「Ca marche(サ・マーシュ) 」は、地元の人はもちろん、遠方から訪れる人もいる人気店。
※現在休業。9月にリフレッシュオープン予定。
■毎日ジャズイベントを開催
神戸には“神戸発祥”と言われるものがたくさんあり、実はジャズも神戸発祥と言われているものの一つ。
1969年創業の老舗JAZZレストラン「ソネ」では、毎日さまざまなプレーヤーによる4ステージ(各40分)のライブを開催。本格的なコース仕立ての料理から一品料理もあり、低価格のチャージ料金で上質なジャズを聴けるのが嬉しい。
■珈琲とモーニングが楽しめる喫茶店
1974年に日本初の会員制喫茶店として開店した「特別な」にしむら珈琲店。阪神大震災をきっかけに一般にも開放された。
灘の酒造りにも欠かせない銘水「宮水」で入れる、まろやかな味わいのコーヒーが特徴。
URL:http://www.kobe-nishimura.jp/shop/
■雑居地につくられた異人館街
・風見鶏の館(旧トーマス邸)
国指定重要文化財。異人館の中では唯一レンガの外壁。尖塔の風見鶏は北野異人館のシンボルとして人々に愛されている。
・うろこの家(旧ハリヤー邸)
神戸で最初に一般公開された異人館。外壁に貼られた天然スレートの形状が魚鱗のように見えることが、館名の由来。
・萌黄の館
国指定重要文化財。名前の通り外壁も萌黄色で、2階のサンルームからは、神戸の美しい街並みが楽しめる。
宗教的建築物としては、神戸ムスリムモスクや関西ユダヤ教団のシナゴーク(会堂)がある。
異国情緒あふれる北野は、歴史を語り継ぎながらも変化に富んでいる。新しい北野を見つけに、出掛けてみては?
(田原昌)