創業378年の老舗「鶴屋」から「丸房露のためのマーマレード」登場 !

佐賀県を代表する銘菓「丸房露」の元祖は、378年の歴史を持つ「鶴屋」が、天和年間に二代目太兵衛が、長崎の出島で南蛮渡来の製法を学び、佐賀に持ち帰ったとされており、佐賀出身の明治の元勲、大隈重信候が愛したという逸話もある。

約262年前に編纂された「鶴屋文書」に記されたジャムの製法「三柑漬様」を紐解き、現代のマーマレードとして復刻

その鶴屋が、約262年前に編纂された菓子製法書「鶴屋文書」に記されたジャムの製法「三柑漬様」を紐解き、佐賀県で生産されたスペイン原産の柑橘類「クレメンティン」を使用し、丸房露にひと味足して楽しめる現代のマーマレードとして復刻させた。

■マーマレードが素朴な丸房露の美味しさをより一層引き立てる

果皮の食感を残した歯ごたえのある口触りのマーマレードは、素朴な丸房露の美味しさをより一層引き立てる。丸房露にたっぷりのせると、1瓶でおよそ丸房露4枚分。少し余った場合は、パンやヨーグルトと合わせて食べるのもおすすめだ。

「丸房露のためのマーマレード」は、県が2016年10月より開始した、土産品の開発・販路開拓などを目指す県内の製造事業者等を対象に、企業の経営診断・改善、ブランド構築、商品開発から流通・販売、情報発信までを一貫して支援する「さが土産品開発コンサルティング」の第1期の中で開発された。

「さが土産品開発コンサルティング」は、「カンブリア宮殿」などテレビ出演のほか、経営者・デザイナー向けのセミナーや講演歴も多数中川政七商店がバックアップしており、今年6月に発売した夏季商品「丸房露のためのアイスクリーム」に次ぐ、鶴屋の第2弾の商品となっている。

老舗企業や伝統工芸の新たな販路拡大方法としても注目したい。

(Takako.S)

丸房露のためのマーマレード
2017年12月1日(金曜日)販売開始
540円(税込)/90ml
鶴屋 佐賀本店
オンラインストア:http://www.marubouro.co.jp