「パタゴニア」で人気のフリース製品が、フェアトレード認証工場で製造開始!

大人になってくると、生活の中で多少なりとも “社会貢献”を意識するようになる。

社会貢献の一つである“フェアトレード”に積極的に参加しているのが、アウトドア企業のパタゴニアだ。

今秋からパタゴニアで最も人気のある2製品、シンチラ・スナップTとベター・セーターが、フェアトレード認証縫製工場で製造されるようになった。

これにより、製品の38%がフェアトレード認証済みとなる。

(左)メンズ・シンチラ・スナップT・プルオーバー

(右)ウィメンズ・ベター・セーター・ジャケット

 

2014年以来、パタゴニアのフェアトレードへの参加は急速に成長してきた。

単一工場における10 製品からはじまり、2017年春には世界初のフェアトレード認証済みボードショーツとビキニ製品のフルラインがデビュー。

この秋にパタゴニアが提供するフェアトレード製品は、14の工場で製造された480製品にまで増えている。

 

フェアトレード・プログラムは公正な賃金を実現するためのパタゴニアの中期戦略。

フェアトレード製品に対しては、賞与(プレミアム)を支払っており、この賞与はその製品の労働者が管理する口座に直接送られ、労働者がその用途を決定できる。

販売されたフェアトレード製品1点ごとに、アパレルの労働者に追加の賞与が還元されるため、パタゴニアは売り上げ点数が多く、確実に十分な還元ができる製品を選択したというわけだ。

これまでに26,000人以上の労働者が、フェアトレード・プログラムを通して、パタゴニアが支払ったプレミアムによる恩恵を受けてきた。

これらのプレミアムは、託児所や公衆衛生プログラム、ボーナス、商品券、ギフトバスケット、浄水器などに利用されている。

 

スポーツウェア部門、副社長であるヘレナ・バーバー氏は下記のように語る。

「ほとんどの人は、衣類がある種の素材で作られていることは認識します。でも重要なのは、それが作られているのは人間の手によることを理解することです。私たちの衣類を製造する人たちは認められ、評価されるべきです。フェアトレードはその目標を達成するひとつの方法であり、労働者にただ追加賃金を支払うだけではない、それ以上の意味があります。それはまた労働者の生活に肯定的な変化をもたらすと同時に、工場、ブランド、そして情報に基づいた選択を下すことのできるお客様にも影響を与えるのです」

ファトレード認証済みのシンチラ・スナップTやベター・セーター製品ラインをはじめ、その他のフリース製品は、パタゴニア直営店、販売店およびオンラインショップ購入できる。

 

■ 問い合わせ先

公式ウェブサイト: www.patagonia.jp

 

(Reiri Hashiba)