日本の和楽器が日本国内のみならず、世界中から注目を浴びている。
また、3年後に迫った東京オリンピック2020で日本独自の文化を広く知ってもらう役割として和楽器の存在は期待されている。
そんな中、映像コンテンツの制作会社「VECKS」から誰もが知っている有名な洋楽を演奏し収録したコンピレーションアルバム『FUSION ~East meets West~』が発売された。
『FUSION ~East meets West~』には、和楽器の次世代レジェンドともいうべき実力派和楽器奏者が数多く参加している。
津軽三味線を担当した小山 豊さんは、歌手・北島三郎さんや藤あや子さんから、AKB48やももいろクローバーZといったアイドルグループや若者を中心に中華圏で絶大な人気を誇る台湾出身のアーティスト、周杰倫(Jay-Chou)まで、数多くのミュージシャンとのコラボレーションを仕掛ける津軽三味線奏者。
また、今回プロデューサーも務めている小湊 昭尚さんは、エリック・マーティンやスーザン・ボイルと言った海外アーティストをはじめとする様々なミュージシャンとステージを共にする尺八奏者だ。
そして、収録されているのは世界中の誰もが知っているような楽曲を和楽器でカバー。ABBA「Dancing Queen」、EARTH, WIND & FIRE「SEPTEMBER」、Stevie Wonder「Superstition」といったダンスナンバーから、映画「007」や「パルプフィクション」のテーマソングまで、オリジナルアレンジを加えた珠玉の9曲が収録されている。
また、ボーナストラックとしてピアニスト・まらしぃが登場。まらしぃは、YouTubeやニコニコ動画にピアノ演奏動画を投稿し、その再生数が2億5千万回以上を記録したピアニストだ。日本アニメの名曲「ルパン三世のテーマ」を尺八とのコラボでカバーしている。
日本文化もいいもんだ。そんな気になるアルバムに仕上がっている。是非聞いてみてほしい。
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(Y.FUKADA)