夏には色とりどりの花々と田園風景、冬にはスキーやスノーボードと、四季折々の大自然が楽しめる観光地として国内外の旅行者から高い人気を誇る北海道富良野市。しかし、市の発展を巡っては、観光客の多くが夏と冬に集中していることや、二次交通の整備などが課題とされてきた。
そこで市は、地域資源を生かした観光振興の一環として、“ワインのまち・富良野”の魅力を体験できるツアーを9月3日(水)から5日(金)にかけて企画。新たな観光スタイルを提案する。
富良野市内の4ワイナリーを巡るツアーが開催決定
今回開催されるのは、「シニアソムリエ高橋克幸さんと行く 富良野エリアの4つのワイナリーを巡る大人の富良野旅3日間」。専用バスを使って、富良野市にある個性豊かな4つのワイナリーを訪問するワイン好きには堪らないツアーだ。
初日に訪れる「カムイ・メトッ・ヌプリ」は、上富良野町に位置する自然派ワイナリー。ここは国内最大規模の有機農場を展開するトカプチが手がけるワイナリーで、ビオディナミ農法(バイオダイナミック農法)を採用して上質なワインをつくりあげている。ツアーでは、ワイナリーが通常公開していない貴重な施設を存分に見学することが可能だ。
その後は再びバスに乗り、1901年創業の多田農園が運営する「多田ワイナリー」を訪問する。ここでは、野生酵母による自然発酵と土地の個性を生かした、まさに富良野市らしいワインづくりの現場を垣間見ることができる。
同ワイナリーではツアーのために、一夜限りのレストランを開設。夕食は、地元シェフ・木村卓博氏による地産地消のスペシャルメニューを堪能できる。
2日目は、いよいよ公営ワイナリーでもある「富良野市ぶどう果樹研究所(ふらのワイナリー)」へと足を運ぶ。ここは自治体が経営する国内でも稀有なワイナリーで、地元産のぶどう100%を使用し、栽培から醸造、販売までを一貫して手がけている。ツアーでは、通常は公開していない地下貯蔵庫や圃場を案内予定だ。
昼食後は最後のワイナリーである「ドメーヌレゾン」へ。ドメーヌレゾンはぶどう畑で飼育するやぎとの共生をテーマに掲げており、やぎの排泄物を堆肥に使うなどユニークな方法でワインづくりを行なっている。
同ワイナリーの「中富良野ソーヴィニヨンブラン2023」は、日本ワインコンクール2024で最高評価のグランドゴールド賞を受賞。その質にはお墨付きが。
また、最終日にも北海道大学ワイン教育研究センターを訪問。まさにどっぷりワインの世界に浸れる3日間と言えるだろう。
シニアソムリエ高橋克幸氏がツアーの全行程に同行
このツアーのもう一つの目玉は、旅の全行程にワイン醸造と発酵研究のスペシャリストであるシニアソムリエ、高橋克幸氏が同行する点。
同氏は元・富良野市ぶどう果樹研究所の製造課長であり、現在も“ふらのワイン”の品質向上とブランド確立に尽力している。きっと富良野市のワインの魅力をわかりやすく教えてくれるはずだ。
富良野市のテロワールとワイン文化を、ツアーを通じてたっぷりと感じてほしい。
シニアソムリエ高橋克幸さんと行く 富良野エリアの4つのワイナリーを巡る大人の富良野旅3日間
期間:9月3日(水)〜5日(金)
料金:200,000円(2名1室利用時/1名あたりの料金)※1名1室利用時は+30,000円/相部屋不可
定員:20名(最小催行人員2名)
特設サイト:https://www.furanobus.jp/winetour/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000141136.html
(IKKI)