工芸品としての魅力を備える灰皿が、美しい照明器具として蘇る。
リメイクやリペアを手掛けるsoiro living社が、不要となった陶磁器の灰皿をペンダントライトとしてアップサイクル。「ハイ●ライト~陶磁器の灰皿から生まれた灯り~」を、名古屋のショップ「ソイロ|アップサイクルとDIYの店」と公式オンラインストアから発売した。
工芸品としての価値を持つ灰皿をアップサイクル
近年、生活様式の変化や健康志向の高まりにより、喫煙者の数や灰皿の使用機会は激減。
2022年に厚生労働省が行った調査によると、日本における成人の喫煙率は1990年代の約半分にまで下がり、現在は約15%にとどまっている。かつて客人をもてなす道具として置かれていた陶磁器の灰皿も、次々と不要品として処分される時代となった。
しかし、そうした灰皿には今もなお、陶磁器ならではの美しさや工芸品としての価値が残っている。灰皿の意匠や色彩には産地ごとの特徴があり、また造りと質の高さには職人の技術が感じられる。不要品だからとすぐゴミにしてしまうには惜しい逸品ばかりだ。
そこでsoiro living社では、そんな陶磁器としての魅力を備える灰皿に新たな価値を持たせるべく、最小限のリメイクを施した照明器具「ハイ●ライト」を開発した。
加工はシンプルに「穴を開けて灯具を取り付ける」だけ。砕いて再成形するような大掛かりな工程を要さないことで環境負荷を抑えつつ、灰皿本来の造形美を生かす。
一点物がほとんど!“出会い”を楽しめるペンダントライト
「ハイ●ライト」は前述の通り、加工をほとんど行っていない。
しかしながら、側面や底面に施された絵柄や釉薬の質感には芸術的な趣が。点灯時と消灯時とで異なる表情を見せるのも面白い。
一点物が多いため、“めぐり合い”を楽しめるのもこの商品ならではの魅力だ。
「ハイ●ライト」は口金E17仕様でLEDにも対応。引掛けシーリング式であれば、自由に取り付けできる。
価格は税込16,800円からとなるが、もともとの灰皿の価値や大きさにより異なるため、まずは公式オンラインストアなどを通じて気に入るものがないかチェックしてみると良いだろう。
インテリアのアクセントとしてだけでなく、“ものの背景”に価値を見いだす人々にも響くペンダントライトと言えそうだ。
ソイロ|アップサイクルとDIYの店
所在地:愛知県名古屋市中村区羽衣町30-4
営業時間:11時〜18時
定休日:水・木曜日
公式サイト:https://soiro.net/shop
ハイ●ライト商品一覧ページ:https://soiro.stores.jp/?category_id=6816142ec232b0cfcac6eeba
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000129708.html
(IKKI)